ホルモン補充療法(HRT)とは?

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とカラダのトータルケア” ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日来院された患者さん(Aさん 50歳)は「人生2度目の25歳になったけど、2回目の25歳の身体はかなりガタがきてます・・・」と話されました。

素晴らしい表現ですよね、2度目の25歳!!

けど、2度目の25歳はかなりガタがきているんですか??

でも大丈夫ですよ、25歳ですから。

 

さて、今日はホルモン補充療法についてお伝えします。

<ホルモン補充療法(HRT)とは?>

閉経前後で卵巣機能が衰え、エストロゲンの急激な分泌の低下に対して、必要最低限のホルモンを補充する治療法で、ある程度即効性もあり更年期障害の治療では最も主流といわれています。

特に

☆ホットフラッシュ・発汗異常・動悸・息切れ

☆委縮性膣炎(膣粘膜が委縮し乾燥する)・性交痛・皮膚の乾燥やかゆみ

☆おりものの異常

などは比較的早く効果が実感できることが多いようです。

 

<注意点>

エストロゲンだけを補充していると、子宮からの出血などの副作用をともない、子宮体がんのリスクを高める可能性があるあるため、それを防ぐためにプロゲステロン(黄体ホルモン)を投与することが一般的となっています。

子宮を摘出しているかや症状、閉経時期、年齢などによって組み合わせていきます。

 

 

<HRTの種類>

HRTの種類は主に3種類あります。

 

1.飲み薬 - 胃腸から吸収され肝臓を通って血液中に入る

2.貼り薬 - おへその横や腰に貼る。皮膚から血液中に入る

3.塗り薬 - ジェル剤を塗ることで皮膚から血液中に入る

 

どのタイプのHRTを選択するかは検査の数値や症状の程度、年齢など様々な要因を考慮して専門医が提案してくれます。ご自身の希望と専門医の意見を十分に検討した上で決めて頂きたいと思います。

次回はHRTの副作用やリスクについてお伝えしていきます。