自律神経と感情の関係

自律神経と感情はどのような関係があるのでしょうか?

自律神経について患者さんから聞かれるとこんな説明をします。       

・一時的な怒り  ⇒  交感神経緊張

・びっくりする   ⇒  交感神経緊張

・不安、恐怖   ⇒  交感神経緊張

・悲しい      ⇒  交感神経緊張

・継続的(慢性的)な怒り ⇒    交感神経・副交感神経ともに緊張

・継続的(慢性的)な不安や恐怖 ⇒交感神経・副交感神経ともに緊張

・重度のうつ状態は交感神経も副交感神経も働きが鈍い

 

自律神経が乱れる最大の要因はストレスです。

ストレスの種類はいくつかありますが、やはり最大のストレスはメンタルストレスです。

上の表のように「怒り」や「不安」など感情が動くと基本的に交感神経が緊張します。

交感神経が緊張するとからだにも反応が起きます。               

・心拍数が上がる   ⇒  交感神経優位               

・呼吸が速くなる    ⇒  交感神経優位          

・血圧が上がる    ⇒  交感神経優位         

・筋肉が凝る  ⇒  交感神経優位

・鳥肌がたつ   ⇒  交感神経優位

・手汗をかく   ⇒  交感神経優位

・血管が拡がる ⇒  副交感神経優位

・胃腸の働き   ⇒ 副交感神経優位                          

・休息・睡眠   ⇒  副交感神経優位                            

・お腹がすく  ⇒  副交感神経優位                            

・排泄(おしっこやうんち) ⇒ 副交感神経優位

・朝~夕方  ⇒  交感神経優位         ・夜  ⇒  副交感神経優位

・晴れ  ⇒   交感神経優位         ・雨  ⇒  副交感神経優位

 

 

例えば車を運転中に道路の横からネコが飛び出してきて、慌てて急ブレーキを踏んだとします。

ネコちゃんは何事もなかったようにスタスタと去っていきました。

ほっとした半面、心臓はバクバク、鳥肌がたって、手汗をかいてしまいますよね。

この状態は交感神経が緊張しておこったからだの反応です。

でもしばらくすると元通りの脈拍、呼吸、血圧に戻ります。

交感神経が優位になりすぎると副交感神経が働いてバランスを取っていきます。

これが自律神経の働きです。

そして、自分の意思とは関係なく無意識の状態で行われています。

 

一時的なストレスにさらされた場合はからだの反応はすぐに元に戻ります。

しかし、継続的(慢性的)にストレスを受け続けると、常に交感神経が緊張し、それを戻そうと副交感神経が働きっぱなしという状態になってしまいます。

 

車で例えるとアクセルを踏み込みながら一生懸命ブレーキをかけているような状態。

こんな状態では心にもからだにも様々な症状がでてくるのは当然ですよね。

 

頭痛やめまい、不眠、胃腸の不調、動悸、肩こり・・・

あなたの症状のはじまりはメンタルストレスからなんです。

 

とお話すると納得して頂く方が多いです。

 

 

 

2018年10月9日 | カテゴリー : 自律神経 | 投稿者 : hikarido