「ゆらぎ期の女性」を悩ます4つの”○○期”

こんにちは、 ひかり堂院長の齋藤です。

今日は半年程前から通院して頂いているAさん(47歳・女性)のこと。

頭痛・ふわふわしためまい・不眠(入眠困難)・肩こり・漠然とした不安感・イライラ・ホットフラッシュ・手足の冷え・生理不順・・・・

年齢を考慮するといわゆる「更年期障害」の症状でお悩みでした。

きちんとしたペースで鍼灸を中心にした治療を受けて頂き、頭痛やめまい、肩こり、不眠などの症状は軽減し、生理も2ヶ月連続で周期どうりあり体調が良くなってきたと喜んでおられました。

しかし、昨日「4日前から体調が最悪です・・・」といわれました。

詳しくお話をお聞きするとご家庭で色々とあったそうです。

子供さんのこと(高2女子・中3女子)、ご主人のこと、お姑さんのこと(少し認知症の症状がでてきている)が一気に重なり、爆発してしまったそうです。

その後不眠やめまい、頭痛、情緒不安定などの症状が急にでてきたのだそうです。

以前のブログでもお伝えしましたが、女性が閉経を迎える平均的な年齢は50歳くらい。

その前後の10年間(45歳~55歳)を“更年期”、最近では“ゆらぎ期”と呼んでいます。

この“ゆらぎ期”は卵巣機能が衰え、エストロゲンの分泌量が急激に低下するので心身ともに不調がでやすい状態になっています。

そこに

・子供の反抗期

・ご主人やパートナーとの倦怠期

・親の介護期

・ご自身の更年期

が重なり症状をより複雑・深刻にしてしまうケースがあります。

Aさんはまさにこのど真ん中にいますので、まるでゲリラ豪雨に降られたように「ストレスタンク」が一気に溢れてしまったのです。

こんな状況の方が全国にたくさんいらっしゃるのでしょうね・・・

でも大丈夫ですよ。

全国各地に鍼灸師がいますから。

施術後Aさんは顔の色艶もよくなり表情も明るくなって、「あぁすっきりした」といってお帰りになりました。

Aさん 頑張り過ぎずに”顔晴りましょうね”

先日読んだある雑誌に              

「閉経は“閉じる”のではなく、次の人生のステージのドアを開くとき」とありました。

素晴らしい言葉ですね。

2017年8月30日 | カテゴリー : 更年期 | 投稿者 : hikarido