自律神経失調症はうつ病のはじまり?

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

今日は松阪は朝から大雨です。

夕方からは台風が上陸する予報となっていますので、万全の準備をして備えます。

皆さんもくれぐれも注意してくださいね。

さて、今日は自律神経失調症とうつ病の関係についてお伝えします。

よく「自律神経失調症はうつ病の始まり」と言われたりすることがありますが、実際にはどんな関係があるのでしょうか?

「自律神経失調症」は頭痛、動悸、めまい、耳鳴り、不眠など主に身体的な症状が目立ち、「うつ病」は「抑うつ」や「意欲の低下」といった精神的な症状が特徴的です。

発症の要因は

○自律神経失調症→過度なストレスによる交感神経と副交感神経のバランスの乱れ

○うつ病→BDNF(脳由来神経栄養因子)が減少し、脳内の神経細胞の新生が抑制されることで、神経細胞から作られるセロトニンやドーパミンなどの「モノアミン」という神経伝達物質の合成・分泌が抑えられてしまうこと

と考えられています。

特徴的な症状や発症の要因は違いますが共通する症状も非常に多くあり、全く別物かというとそうではありません。

自律神経の乱れから身体に様々な不調が起こり、自律神経のバランスがますます乱れていくとBDNF(脳由来神経栄養因子)が減少し脳内の神経伝達物質の分泌が不足する可能性は非常に高くなります。

ということは自律神経失調症をきちんと治療せず悪化させてしまうと、うつ病に発展していく可能性も高まるということになります。

個人的には、“自律神経失調症はうつ病の始まりというか入口”と考えています。

例えば“風邪”を引いてもすぐに適切な治療や養生をすれば必ず回復しますが、放置してこじらせてしまうと“肺炎”など重い病気になってしまいます。

同様に自律神経失調症もきちんと治療ししっかりと養生すれば必ず回復しますが、放置して悪化させてしまうと“うつ病”になる可能性が高くなるということです。

もし2週間以上「このところ何か体調がすぐれないなぁ」と感じているなら、決して放置せずにきちんと対処することを是非心掛けてくださいね。

そんな時に鍼灸はいいですよ。