なぜ自律神経失調症は女性に多いのか?

自律神経失調症は男性よりも女性の方が圧倒的に多いと言われています。
(男女比は1:9という説もあります)

その理由として「女性ホルモンのバランス」の影響が挙げられます。

毎月の排卵・月経や妊娠・出産、更年期といった女性に特有な性周期で分泌される女性ホルモンと自律神経に深い関わりがあるからです。

「自律神経」は大脳の視床下部というところでコントロールされています。

そして、視床下部にすぐ下には様々なホルモンを分泌する「脳下垂体」というところがあり、この脳下垂体は視床下部にコントロールされています。

逆に視床下部はホルモンの影響を受けるため、女性ホルモンの変化のリズムが自律神経の働きにも影響を及ぼします。

女性ホルモンのバランスが不安定になると、それにつられて自律神経のバランスも不安定になり心身に様々な症状があらわれてくるのです。

そして、自律神経の乱れはストレスが最大の要因といわれています。

ストレスを溜めないようにしなければなりませんが、

でも、それが一番難しいのですよね・・・

我々 鍼灸師は「自律神経の調整には鍼灸治療がとても効果がある!!」と自負しております。

自律神経の乱れによるつらい症状でお悩みなら、是非鍼灸治療を受診してみてください。
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【三重県松阪市】はり きゅう 整体 ひかり堂
http://hikarido.net/
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PMSの治療

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日はPMSの治療についてお伝えします。

過敏性腸症候群(IBS)

PMSの治療は婦人科を受診することが第一選択となります。婦人科ではいくつかの検査をし要因を探りますが、一般的には薬物療法が主体となります。

☆PMS全般 → 低用量ピル

ピルにより排卵を抑えることでエストロゲンとプロゲステロンの分泌の急激な変化をなくし症状を起こりにくくします。

☆頭痛・腰痛など“痛み”が強い場合 → 鎮痛剤

☆イライラ・憂うつ等精神的症状が強い場合 

→ 心療内科を紹介され、抗不安薬、抗うつ薬が処方されます。

☆検査で「フェリチン値」が低い場合 → ヘム鉄のサプリメント

また、「機能性低血糖症」が大きな要因の場合は血糖値が上がりやすい炭水化物を控え、ビタミンやミネラルの多い食物を取り入れることなど具体的な食事療法を指示される場合もあります。

低用量ピルなどの薬物療法はどうしても“副作用”のリスクを考慮する必要があるため、最近では副作用のリスクの少ない「漢方薬」を積極的に処方する婦人科が増えてきています。

漢方は鍼灸と同じく東洋医学の考え方であるからだの「気・血・水」の流れを整えていくことで根本的に身体を改善することに優れた治療です。

症状がつらい場合は最初は薬物療法は非常に大切ですが、薬で症状を抑えつつ東洋医学的な治療や規則正しい生活習慣などで体質を改善し、根本的に不調が起こらない身体になることが最も重要なことだと思います。

当院でも鎮痛剤や抗不安薬を服用しながら通院されている方が何人もらっしゃいますが、「いつまでも薬に頼りたくない」という想いから鍼灸治療を受診して頂いています。

本来生理とは同じ周期で、いつの間にか始まりいつの間にか終わり、経血はサラサラし、生理前や生理中に痛みや不快感もないことが理想なのです。

身体全体の「気・血・水」の流れが良くなることでPMSの症状が解消するだけでなく、不妊体質の改善やこれから迎える更年期を不安なくいきいきと過ごせるなど、あなたの人生が大きく変わるこもしれません。

現在生理前のつらい症状がある方は身体に何かしらの原因があるはずですので、根本的に体質を改善していくことを意識してみてはいかがでしょうか?

PMSの5つの原因

今日はPMS(月経前症候群)の原因についてです。

生理は28日前後の周期がひとつの目安で、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期に分かれ、2種類の女性ホルモンが分泌されます。月経後から排卵期に向けてはエストロゲンが分泌され、黄体期にはプロゲステロンの分泌量が一気に上昇します。

PMSの症状はこの黄体期にあらわれるため、プロゲステロンの分泌増加が原因であると考えられています。しかし、PMSの症状をほとんど感じない方も多いわけですからプロゲステロンだけが原因ではないということになります。

生理痛とは

最近ではPMSの原因はプロゲステロンだけでなく、血糖値や貧血も大きな関係があることがわかってきています。

当院ではPMSの原因を以下の5つと捉えています。

①女性ホルモンの分泌の変化の影響を受けやすい体質

黄体期におけるエストロゲンの分泌低下とプロゲステロンの急激な分泌増加によるホルモンの変化の影響を受けやすい体質であることです。

②貯蔵鉄(フェリチン値)の不足

一般的な貧血の検査では計測されない「貯蔵鉄(フェリチン値)」の数値が低い場合「潜在性鉄欠乏性貧血」と診断され「隠れ貧血」と呼ばれています。

「潜在性鉄欠乏性貧血」の症状がPMSやPMDDの症状に非常に似ており、PMSの症状がつよい女性の多くが「潜在性鉄欠乏性貧血」であるという報告があることから、「貯蔵鉄(フェリチン値)」の不足がPMSの原因のひとつと考えられるようになってきました。

③機能性低血糖症

黄体期ではプロゲステロンがインスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きを弱める傾向があるため、血糖値が上がると通常よりもインスリンが過剰に分泌されます。

その結果、血糖値が急激に下がる場合があり、いわゆる「低血糖」を起こします。そして血糖値が下がりすぎると、今度は血糖値を上げるために「グルカゴン」の他、「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」などのホルモンが分泌され交感神経が過剰に刺激されてしまい、特にイライラなどの精神症状を引き起こしやすくなるといわれています。

④セロトニンの低下

排卵後にエストロゲンの分泌量が低下するのに伴い、気分を安定させる働きのある神経伝達物質「セロトニン」の分泌が減ることで精神状態に影響がでると考えられいます。

⑤ストレス

このブログでも何度もお伝えしていますが、過度のストレスにより自律神経のバランスを乱し様々な不調を引き起こします。

本当に女性の身体は繊細でデリケートだと痛感します。

次回はPMSの治療についてお伝えします。

PMSのこと

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

昨日 PMS(月経前症候群)の症状の重い患者さん(Aさん・32歳)が来院されました。

生理前になると頭痛がおこり、とにかくイライラして怒りっぽくなってご主人にきつく当ってしまうのだそうです。

以前交際していた方とも生理前のイライラが原因で毎回にようにケンカとなり結局うまくいかなくなったそうで、このままではまた同じことを繰り返してしまうのではないかと不安で、PMSを何とか軽くしたいという切実な思いから当院を受診して頂きました。

PMS(月経前症候群)とは生理前におこる心身の様々な不調や不快な症状のことで、実に90%以上の女性が何らかの不調や不快感を感じるといわれています。(症状の軽い方も含めて)

主な症状はイライラや精神不安定、むくみ、乳房のはり、腰痛、頭痛、倦怠感、眠気など様々な症状があらわれますが、最も多いのはイライラや怒りっぽくなるという症状だといわれています。

そして特に精神的な症状が強くあらわれ、日常生活に支障がでるような場合をPMDD(月経前不快気分障害)と呼んでいます。

ほとんどの女性が何らかの不調や不快感を感じるPMSですが、男性の認知率はなんと10%程度しかないといわれています。

女性にとっては非常につらいPMSのことを男性はほとんど理解していないのですから、関係がギクシャクするのは当然かもしれませんね。

是非男性にPMSのことについて理解を深めて頂きたいと思います。

次回はPMSの原因についてお伝えします。

そもそも女性ホルモンって何?

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

突然ですが、「女性ホルモン」って何でしょうか?

「ホルモン」とは、体内で分泌されからだの機能を調節する科学物質
のことをいいます。

そして、卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」
2つが女性ホルモンと呼ばれています。

この2つのホルモンはそれぞれが単体で働くだけでなく、相互に作用
しあって子宮の状態をコントロールしています。

また、精神状態の安定や骨、脳や血管などにも作用し、女性のこころと
からだをコントロールしています。

エストロゲンとプロゲステロンは思春期に分泌が始まり、分泌が終わると
閉経となりますが、その分泌量はティースプーン1杯程度といわれて
います。

それほど微量で貴重な女性ホルモンですから大切にしたいですよね。

生活習慣の乱れやストレスにとても影響を受けやすいですから、
まずは最低限の生活習慣は整えてくださいね。

ひかり堂は”ゆらぎ期の女性”の健康と笑顔のために東洋医学でサポートします。
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