PMSのこと

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

昨日 PMS(月経前症候群)の症状の重い患者さん(Aさん・32歳)が来院されました。

生理前になると頭痛がおこり、とにかくイライラして怒りっぽくなってご主人にきつく当ってしまうのだそうです。

以前交際していた方とも生理前のイライラが原因で毎回にようにケンカとなり結局うまくいかなくなったそうで、このままではまた同じことを繰り返してしまうのではないかと不安で、PMSを何とか軽くしたいという切実な思いから当院を受診して頂きました。

PMS(月経前症候群)とは生理前におこる心身の様々な不調や不快な症状のことで、実に90%以上の女性が何らかの不調や不快感を感じるといわれています。(症状の軽い方も含めて)

主な症状はイライラや精神不安定、むくみ、乳房のはり、腰痛、頭痛、倦怠感、眠気など様々な症状があらわれますが、最も多いのはイライラや怒りっぽくなるという症状だといわれています。

そして特に精神的な症状が強くあらわれ、日常生活に支障がでるような場合をPMDD(月経前不快気分障害)と呼んでいます。

ほとんどの女性が何らかの不調や不快感を感じるPMSですが、男性の認知率はなんと10%程度しかないといわれています。

女性にとっては非常につらいPMSのことを男性はほとんど理解していないのですから、関係がギクシャクするのは当然かもしれませんね。

是非男性にPMSのことについて理解を深めて頂きたいと思います。

次回はPMSの原因についてお伝えします。

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