デ○スという魔物

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

当院には極度の不安感を抱え、「抗不安薬」を服用されている方が多く来院されています。

パニック障害をはじめとする不安障害に対しては、心療内科や精神科では大半は「抗不安薬」が処方されます。

そして現在は主に「ベンゾジアゼピン系」といわれる抗不安薬が主流となっています。

「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」は、脳内の「GABA神経」を活性化することで不安感に関与している脳のアドレナリン神経やセロトニン神経の過剰な働きを抑える働きをします。

このベンゾジアゼンピン系抗不安薬の代表的なお薬はデ○ス。

そして、デ○ス最大の特徴は

即効性がある!!

ということです。

 

不安感やイライラ、焦燥感など精神的にどうしようもないほどつらい状態でも30分程度でかなり落ち着いてきます。

いわゆる「頓服」として服用されることも多いです。

 

デ○スは、不安感や息苦しさを抑えるだけでなく、不眠や肩・首こりの緩和などにも非常に効果があります。

本当に様々な症状によく効きます。

 

 

 

ただし、依存性がとても高いのです。

あまり長期間服用すると止めにくくなってしまいます。

 

 

当院には抗不安薬を服用されている患者さんが多く来院されていますが、服薬期間が1年以上の方はかなり依存性が高いと感じています。

しかし、鍼灸治療を継続していくことで、過呼吸発作はおこらなくなり、パニック障害特有の予期不安も軽減していくことで減薬をしていける方が多く、断薬できた方もたくさんいらっしゃいます。

 

もしあなたが「もうデ○スに頼らない生活を送りたい」と本気でお考えでしたら、是非鍼灸治療を受けてみてください。

 

きっとあなたの人生が変わるきっかけになると思います。

東洋医学からみた「パニック障害」

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は東洋医学から見た「パニック障害」についてお伝えします。

前回のブログで東洋医学の「五行論」についてふれましたが、その中で感情と臓器の関係を以下のようにご説明しました。

☆「怒り」・「イライラ」の感情  → 「肝」がダメージを受ける

☆「恐怖・不安」・「驚き」の感情 → 「腎」がダメージを受ける

 

<パニック障害の代表的な症状>

1.パニック発作(過呼吸発作・激しい動悸・息苦しさ)

2.予期不安(また発作がおこるのではないかという不安)

3.広場恐怖(予期不安から電車に乗れない、スーパーに買物にいけない・・・)

これらは、東洋医学的にみると「腎虚(じんきょ)」、つまり「腎」がダメージを受けて働きが弱くなっている状態にあると考えます。

「腎」の働きが弱くなっていることで、他の臓器にも波及し様々な症状がおこってきているのです。

 

パニック障害の西洋医学的な薬物療法は不安感を抑える「抗不安薬」や抑うつ感を抑える「抗うつ薬」などが処方されます。

これは興奮や不安感、恐怖感などを軽減し精神的に安定させる働きのある脳内神経伝達物質の「GABA」や「セロトニン」を薬で補うということです。

 

一方、鍼灸治療では、「腎虚」に対する治療をベースにし、その患者さんの状態をみて“ツボの選択”など全体の治療を組み立てていきます。

 

そして、治療は対症療法ではなく、身体全体の「気・血・水」の流れを改善することを目的とした根本治療となります。

身体全体に「気・血・水」が滞りなく、十分に巡れば人間が本来持っている“自然治癒力”が目覚め、「GABA」や「セロトニン」を再び自分自身の力でしっかりと分泌できるようになり、結果的に不安感や恐怖感、動悸などの症状が軽減していくという考え方です。

当院では、パニック障害の患者さんに対しては鍼灸治療と整体を組み合わせた治療を行っていきますが、おおよそ5~6回程度の治療後から

・呼吸が深くゆったりできるようになってきた

・身体の緊張が和らぎ、首や肩・背中のこりが楽になってきた

・不安感が少し楽になり、「薬を減らしてみよう」と思えるようになってきた

という感想を頂くことが多いと感じています。

 

発病の初期は抗不安薬などの薬物療法は非常に有効だと思いますが、なるべく早く減薬、断薬するために、是非鍼灸治療の受診を考えてみてください。

「不安」よりも「恐怖」のほうが治療しやすい理由

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は「不安」よりも対象のある「恐怖」のほうが治療しやすい理由についてお伝えします。

パニック障害や不安神経症など多くの精神的な疾患に対する治療は大きくは3つあります。

1.薬物療法 (抗不安薬や抗うつ剤、漢方薬等)

2.認知行動療法 (不安や恐怖を感じる自分の考え方・見方の修正を図っていく治療)

3.曝露(ばくろ)療法

「薬物療法」、「認知行動療法」はどちらも不安や恐怖に対して使われています。

そして、恐れの感情が「対象のある恐怖」である場合には更に「曝露療法」という治療も行うことができます。

これは、恐怖を感じる対象に少しづつ自分自身を危険なく直面させ、徐々に慣らしていくという治療法です。

 

例えばスーパーに買物に行くのが怖い場合、

1.まずは、家族や友人と一緒にスーパーの駐車場まで行く
2.成功したら次は、家族や友人と一緒に店内を回って帰ってくる
3.成功したら次は、家族や友人と一緒に駐車場まで行って、1人で店内を回って帰ってくる

4.成功したら次は、家族や友人と一緒に買物をする・・・

というように徐々に負荷を上げ、成功体験を積んでいくことで自信を付けていくという方法です。

暴露療法は、恐れを感じる対象に自分自身を直面させるため、対象のない不安には使うことができません。しかし、明確な対象のある恐怖に対しては有効な治療法です。

 このように不安と恐怖の治療・対策を見ると、「対象のある恐怖」の方が

・対策が取れる
・治療法も多い

というメリットがあるのです。

当院でも患者さんとの会話の中で「不安」や「恐怖」を具体的にお話し頂けるように質問をすることが多いですが、具体的になるとこの「曝露療法」を実践することをお勧めしています。

そして、鍼灸治療と合わせて「曝露療法」を併用し成功体験を積んでいくことで自信がつき、今まで怖くて行けないと感じていた場所に行けるようになっていく方が非常に多いと感じています。

・電車に乗る

・スーパーに買物に行く

・美容院に行く

・映画館に行く

・女子会ランチに行く・・・etc

ある意味当たり前のことができないつらさは当人にしかわからない苦しさだと思います。

でも安心してください。

もし、あなたが「対象のある恐怖」を感じているのなら、必ず良くなっていきますから。

 

 

「不安」と「恐怖」の違いは何?

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は「不安」と「恐怖」の違いについてお伝えします。

私たちが日常で何気なく使っている「不安」とか「恐怖」という言葉。

言葉の意味を理解して意識的に使い分けをされていますか?

 

当院でも患者さんとのやり取りの中で「○○が不安です」とか「○○に行くのが怖いです」といった会話が頻繁にあります。

この言葉の違いはすごくあいまいで、あまり明確な違いはありません。

恐怖の方が不安よりも程度が強いというイメージくらいでしょうか。

しかし医学的には「不安」と「恐怖」は意味が異なるものとして明確に区別されています。

 

不安と恐怖の違いはとても簡単です。

不安は対象がない。
恐怖には対象がある。

ざっくりと言えばこれだけの違いです。 

不安は、漠然とした特定の対象がない恐れの感情です。
恐怖というのは、はっきりとした外的対象のある恐れの感情です。

例えば、パニック障害の症状のひとつに「広場恐怖」という用語があります。これは、「逃げられない空間・状況」といった、特定の状況に対して恐れを感じるというものです。

これが「広場不安」ではなく、「広場恐怖」なのは、恐怖の対象が「広場」(電車内、スーパーの店内、エレベーターの中など)というはっきりとした特定の状況だからです。

そして、一般的には「対象のある恐怖のほうが治療しやすい」といわれています。(当然治る過程には個人差があります)

それは恐怖に対しては、“敵”が何なのか明確なため対策も取りやすいからだと考えられています。

あなたの不安は具体的な「対象のある恐怖」でしょうか?

 

次回は「対象のある恐怖」のほうが治療しやすい理由についてお伝えします。

最近 呼吸が浅いと感じるあなたへ

“ゆらぎ期の女性”の心とからだの不調を癒す専門院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は「最近呼吸が浅い、呼吸がしずらい」と感じている方へお手軽な解消法をお伝えします。

以前にも紹介しましたが「ストレッチポール」です。

先日初めて来院されたCさん(39歳女性)は肩こり、というよりは背中・肩・首がパンパンでカチカチ、凝っているを通り越して痛い、手が痺れるという本当につらい症状でした。

そして「呼吸がしずらいです」とおっしゃっておりました。

近くのリラクゼーションなどにも行かれたそうですが、もうこの状態だと全然楽にならないとのことでした。

仕事柄ストレスも強く感じているそうで、こんな状態ではマッサージだけでは緩まないレベルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当院ではこのような患者さんに対しては整体と鍼灸を組み合わせた治療を行っていきますが、まずは呼吸をしやすい状態になって頂くためによくストレッチポールを使います。

Cさんにもストレッチポールに乗って深呼吸をして頂きました。

これで胸郭(胸の空間)を広げ、深呼吸がしやすい状態にします。

すると、自律神経の交感神経の高ぶりが緩和し、副交感神経が働きやすい状態になっていきます。

副交感神経が優位になってくると、身体の緊張が緩み血流が良くなり、痛みやこりが解消しやすい状態になります。

ストレッチポールでの施術だけで「呼吸がしやすいです!」と驚いていらっしゃいました。

 

後は整体で骨盤や背骨のゆがみを整え、その後に鍼灸治療を施し今日の施術は終了。

 

治療後は「背中も肩も軽いです。しびれもとれています。深呼吸もできるし、首が回ります!」と嬉しそうにお話頂きました。

 

今日もストレッチポールの効果を実感しました。

 

もしあなたが普段から「呼吸がしずらい、呼吸が浅くて速い」と感じているのなら是非ストレッチポールをお勧めします。

 

過呼吸発作がおこった時の対処法

ゆらぎ期の女性の心とからだの不調を癒す専門院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は過呼吸(過換気症候群)が起こった時の応急処置についてお伝えします。

 

過呼吸の応急処置に「ペーパーバッグ法(紙袋再呼吸法)」という処置があります。

前回もお伝えしましたが、過換気症候群は酸素が不足するのではなく、過呼吸によって必要以上に二酸化炭素を吐き出すことにより、酸素を運搬する働きをするの二酸化炭素(ヘモグロビン)が減り、結果として細胞に酸素がいかなくなるという状態になることです。

紙袋で口と鼻を覆い、吐いた息を再呼吸させるというパーパーバッグ法は、二酸化炭素の量を増やすという目的で以前から広く認知されてきました。

しかし、この方法で窒息死に至ったケースが相次ぎ、現在はペーパーバッグ法は行わないほうが良いという認識が一般的となっています

 

<過呼吸発作が起こったときの対処法>

・5秒間息を止める

・ゆっくり息を吐く(10秒くらいかけて)

・吸う:吐くを1:2の割合でゆっくりと呼吸する

・発作はしばらくすると必ず治まるということを理解する

最も注意することは、過呼吸発作によってパニックになってしまうことです。

「過呼吸で死ぬことはない」、「しばらくすれば治まる」ということを理解してゆっくりと呼吸を整えていくことを心掛けることが重要です。

患者さんにこの対処法をお伝えすると「発作が起こっている時に息を止めるなんてできませんよ」とおっしゃいます。

発作時に息を止めることはとても勇気がいると思います。

しかし、知識として知っているだけでも、いざという時に心に余裕が持てるのではないでしょうか?

「万一過呼吸発作がおこった時は5秒間息を止める」ということを頭の片隅に入れておいてくださいね。

 

 

なぜ過呼吸発作がおこるのか?

ゆらぎ期の女性の心とからだの不調を癒す専門院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は過呼吸発作の原因についてお伝えします。

過呼吸(過換気症候群)は文字どおり呼吸をし過ぎてしまうことです。

息苦しさから呼吸ができていないと感じますが、呼吸をしすぎています。

そして、その最大の要因は自律神経の乱れ(交感神経の過緊張)です。

 

自律神経の乱れ、交感神経が過剰に高まると心身が緊張状態となる

平常時よりも浅く早い呼吸となる

血液中の酸素量が増え、炭酸ガス濃度(二酸化炭素)が低くなり、呼吸をつかさどる神経(呼吸中枢)が呼吸を抑制しようとする

さらに息苦しさを感じもっと呼吸をしようとする

 

という悪循環を繰り返していきます。

 

<自律神経の乱れを引き起こす要因>

(1)ストレス

(2)疲労・身体のゆがみ

(3)睡眠不足や睡眠の質の低下

(4)偏食や暴飲暴食などを含む不規則な生活習慣

これらに天気や気温の変化(台風など低気圧、寒暖差等)が加わると自律神経が乱れやすくなります。

当院の患者さんの多くは夏の暑い日や前日との気温差が大きかった寒い日に過呼吸発作が起こったとお話されています。

普段から強いストレスを抱え、睡眠不足や過労などで心身の疲れが溜まっている時に気候などの環境変化が重なることで発症してしまうことが多いようです。

そして、そんな状態の時はほぼ100%交感神経が働きすぎているのです。

やはり普段の生活習慣からリラックスできる環境をつくることが非常に重要だと思います。

 

次回は過呼吸発作の対処法についてお伝えします。

 

過呼吸発作

“ゆらぎ期の女性”の心とからだの不調を癒す専門院 ひかり堂院長の齋藤です。

昨日来院された患者さんは、2年程前電車に乗っていた時に突然過呼吸発作が起こり駅から救急車で病院に搬送され、それ以来「また過呼吸発作が起こるのではないか?」という不安から現在も電車や車に乗れないという本当につらい症状の方でした。

いわゆる「過呼吸発作」です。

この患者さんのように当院には、過呼吸発作で病院に救急搬送された経験のある方が多くいらっしゃいますが、今週はすでに3名も来院されました。

過呼吸とは、呼吸が浅く、早くなり、息苦しくなる状態。うまく呼吸ができず「窒息してしまうのではないか?」とパニックになりさらに苦しくなる・・・という本当につらい症状です。

しかし、本来の「過呼吸」とはスポーツなど激しい運動などによって起こるものを指し、激しい運動などをしていないのに突然呼吸が速くなり、息苦しくなることを「過換気症候群」、「過呼吸症候群」と呼んでいます。

 

<過換気症候群とは?>

精神的な不安や極度の緊張などによって突然過呼吸の状態(息を何回も激しく吸ったり吐いたりする)となり、必要以上に換気をしてしまうことで体内の酸素が過剰に増え、二酸化炭素が減りすぎてしまいます。

血液中の炭酸ガス濃度が低くなり、血液がアルカリ性に傾くことで体内の細胞が電解質のバランスを崩してしまい息苦しさの他、頭痛やめまい、手足のしびれなど様々な症状がおこるのです。

そして、息苦しさや呼吸困難に手足のしびれや筋肉のけいれんがおこるとさらに不安感が増し、過呼吸の状態が一層悪くなりさらに症状がひどくなるという悪循環になります。

過換気症候群は神経質な人、緊張しやすい人、不安症の人などに起こりやすいといわれています。

<過換気症候群の主な症状>

・息苦しさ

・胸の痛み、動悸

・頭痛、めまい

・吐き気、嘔吐

・手足のしびれ、けいれん、全身の筋肉の硬直

・失神、意識消失etc

発作は30分~1時間程度で治まりますが、その後は「またいつ発作がおこるかわからない」という不安感が消えず、発作がおこった場所や状況を思い出したり、プレッシャーなど強い精神的ストレスなどをきっかけに繰り返し発症してしまいます。

このような強い”予期不安”から様々な心身の症状がおこる状態をいわゆる「パニック障害」と呼んでいます。

過換気症候群・パニック障害の有症率は人口の1%~2%くらいといわれており、100人中2人弱は発症するほどの高い割合となっています。

 

次回は過換気症候群の原因と対処法についてお伝えします。

 

 

こころの病 ”○○障害”ってたくさんありますが・・・

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

 

精神的な疾患の中で名前に「○○障害」とついている病名が多いなぁと思っています。

気分障害、パニック障害、不安障害、適応障害、強迫性障害、ストレス性障害、身体表現性障害・・・

今週は患者さんからも「病院で○○障害と診断されました」といわれるケースが多ったです。

それぞれに特徴的な症状がありますが、共通した症状も非常に多くあります。

例えば強い不安感や動悸(過呼吸になる場合も)、ふわふわしためまい、寝付きが悪いとか夜中に何度も目を覚ますなどといった睡眠の問題も共通していることが多いと感じています。

そしてこれらの疾患に対する治療にはほとんど同じ薬が処方されています。

以前お伝えした「抗うつ薬」と「抗不安薬」、そして「睡眠導入剤」は非常に多く処方されています。

西洋医学的にもこれらの疾患の根本的な原因は同じと考えられているのだと思います。

 

東洋医学的にはまずは“気”の異常という捉え方をします。

“気”とは生きていく上で必要なエネルギーのことで、この気の流れが悪くなったり、不足したりすることで心身に様々な不調があらわれると考えます。

気の異常には大きく3つあります。

①気うつ・気滞 - 気がうまく流れず滞った状態

②気逆     - 怒りやストレスなどで気が上昇している状態

③気虚     - 気が不足している状態

 

鍼灸治療ではこの気の異常を解消しスムースに澱みなく全身を流れる状態にしていく治療を行います。

そのために関係する“臓腑”(肝・心・脾・肺・腎など)のツボを選び、鍼や灸を施していきます。(例えば不安や恐怖という感情は“腎”の影響を受けるといわれています)

そして、最終的に身体全体の“気・血・水”がきちんと流れる状態にすることで心身の不調を解消していきます。

鍼灸治療の特徴は、不安感には抗不安薬、不眠には睡眠導入剤といった対症療法的な治療ではなく、身体全体をみるという根本治療なのです。

あなたは対症療法と根本治療のどちらを選択されますか?

個人的には、例えばパニック障害の場合なら、薬である程度症状を抑えながら、減薬・断薬していく段階で鍼灸治療を始めていくのが最も早く回復していく方法だと感じています。

今 あなたがもし暗闇の中にいるとしてもきっと大丈夫ですよ。

抗うつ薬と抗不安薬の違い

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は抗うつ薬と抗不安薬の違いについて。

問診の際に患者さんから「安定剤を飲んでいます」といわれることが多いのですがそれは「抗うつ薬」なのか「抗不安薬」なのかをお聞きすると「えっ・・・?」という感じでよく理解されていない患者さんが意外と多いです。

抗うつ薬と抗不安薬は全く違う薬なのです。

<抗うつ薬>

現在では「SSRI」、「SNRI」という薬が主流となっています。

「SSRI」は脳内のセロトニンの再取り込みを、そして「SNRI」は脳内のセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで間接的にセロトニンやノルアドレナリンの濃度を高める働きをします。

即効性はなく、効果を感じるまでに2週間以上かかる場合がほとんどです。

最近では「ミルタザピン」という新しい薬が処方されるようになってきました。

これはセロトニンやノルアドレナリンの放出量に直接的に関与する働きがあります。

また、効果の発現までの期間が1週間程度と短いことも大きな特徴です。

 

<抗不安薬>

現在はベンゾジアゼピン系といわれる薬がほとんどで、主に不安を和らげ、筋肉の緊張をほぐし、焦燥感を緩和する効果があります。

具体的には脳内の「GABA神経」を活性化することで不安感に関与している脳のアドレナリン神経やセロトニン神経の過剰な働きを抑える働きをします。

即効性があり、15分~30分程度で効いてくるものが多いですが依存性が強いといわれており、長期間の服用は注意が必要です。

うつ病は抑うつ気分だけでなく、不安感やあせりなどの感情も重なっておこっているため「抗うつ薬」と「抗不安薬」の2種類が処方されることが大半となっています。

 

人間には本来不安感や恐怖感を和らげる力、気持ちの浮き沈みをコントロールする力が備わっています。

今抑うつ感や不安感などで苦しんでおられる方々も必ず良くなっていくと信じています。

この良くなっていく過程において、どのタイミングで減薬や断薬をしていくのかについては専門医とよく相談しながらやって頂きたいと思いますが、減薬や断薬の際には是非鍼灸治療を選択肢にいれて頂きたいと願っています。