足先が冷たくて眠れないあなたへ

 

早いものでもう12月も中旬となり、朝晩は寒さも厳しく冬の到来を感じるようになりました。

この時期になると、患者さんから「足先が氷のように冷たくて眠れません・・・」というお話を聞くことが多くなります。

足先が冷たい女性は本当に多いですよね。

足先が氷のように冷たくて眠れないあなたにオススメの入浴法をご紹介します。

それは足の「温冷交互浴」です。

熱めのお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法を温冷交互浴といいます。

お風呂でしっかり温まっても、冷え性の人は体がすぐに冷えてきてしまいますよね。

温まって広がった血管が、湯上り後も広がったままの状態、どんどん熱が体外へ放出されてしまうのが原因といわれています。

逆に冷たい水風呂に入ると血管は収縮し、体熱が逃げるのを防ぎます。

湯と水を交互に浴びる温冷浴は、そのたびに血管が拡張と収縮を繰り返し、ポンプのように血液を先に押し出していきます。

その結果 、全身の血行が高まり、冷えやこりの改善に繋がっていきます。

これを足先にするのです。

<足先の温冷交互浴のやり方>

・まずは40℃~42℃くらいのお湯にゆったりと入ります。

  • 湯舟からでたら、足先に水を掛けるか、水をはった洗面器などに足先(くるぶしくらい)をつける(10秒~20秒秒くらい)
  • 水をかけた後1分くらい足湯のイメージで湯舟に足をつける(寒い場合は全身浴)
  • これを3回~5回くらい繰り返す

最後は水で終わるといいですが、慣れるまでは温水で終わってもOKです。

温冷浴は温まるのに、汗をかきにくく、湯冷めしにくいという効果があるといわれています。

最初は足先に水を掛けたらものすごく冷たいと思いますが、1週間くらいで慣れてきますので是非継続してみて下さい。

足先が氷のように冷たいあなたも温冷交互浴で今年は足先がポカポカになってぐっすり眠れるかもしれませんよ。

 

”暑熱順化”やりましょう!!

ここ数日30℃前後の暑い日が続いていますね。

まるで夏が来たような感覚です。

急に暑さが続くとほんとに身体にこたえますよね。

暑さにまだ身体が慣れていないこの時期は熱中症の危険性が高まります。

熱中症は体温の調節機能がうまく働かなくなり、身体の中に熱がこもって体温が上昇してしまうことで起こります。

高温で湿度が高い環境で起こりやすく、室内でも危険性は高くなります。

また、急な気温の上昇は自律神経を乱し、頭痛やめまい、肩こり等様々な症状を引き起こす要因となります。

 

身体が暑さに慣れることを暑熱順化といいますが、早めに暑さに慣れておくことで熱中症になりにくい身体になっていきます。

環境省によると、「やや暑い環境」「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分程度続けると、約2週間で暑熱順化ができるとしています。

そして、暑熱順化した身体は

〇発汗量が増える

・汗による気化熱を放出し体温上昇を防ぐ

〇皮膚血管が拡張し血液循環が良くなる

・皮膚表面から空気中に熱を逃がし体温上昇を防ぐ(熱放散)

<暑熱順化の方法>

  • 15分~30分程度のウォーキング

  • シャワーで済ませず、しっかりと入浴する

日常生活の中で運動や入浴をすることで、汗をかき身体を暑さに慣れさせていくことが重要です。

冷房の効いたオフィスでのデスクワークが多い方は汗をかくことが少ないので特に重要だと思います。

梅雨前のこの時期から意識して暑熱順化をしていくことで、梅雨明け直後の猛暑に対応できる身体になります。

今から暑さに負けない身体を作っていきましょう。

 

α波(アルファー波)で心も身体もリラックス

新型コロナの感染が収まりませんね。

何ともいえない不安感や閉塞感を感じている方が多いのではないでしょうか?

私も感じています・・・

こんな時こそ少しでも心身がリラックスできることを実践していくことが大切ですよね。

 

ということで突然ですが、α波(アルファー波)ってご存じですか?

α波は脳波のひとつで、心身共にリラックスしている状態の時の脳波です。

そして心にも身体にもとても良い影響を与えるといわれています。

 

脳波は主に5つに分類されています。

・γ波(ガンマ波)

 非常に緊張・興奮・イライラしている状態の時

・β波(ベータ波) 

心身に緊張感がある状態の時

α波(アルファー波)

心身ともにリラックスしている状態、集中した瞑想時

θ波(シータ波)

まどろみや寝入りばな

Δ波(デルタ波)

深い睡眠時

 

<α波の効果>

・脳と身体を休めてリラックスする

・ストレスを軽減する

・脳の活性化を促進する(集中力・記憶力・想像力のアップ)

・免疫力を高め病気を予防する

 

リラックスしている状態の時にα波を発していますので、重要なことはα波が多く出る状態に誘導しその状態を維持することで心身ともに良い影響を得られるということです。

<α波を引き出す方法>

・ヒーリング音楽や自然界の音を聞く

ヒーリング音楽や川のせせらぎや波音、鳥の鳴き声など自然の音には「1/fゆらぎ」という周波数が含まれており、その「1/fゆらぎ」が含まれる音には脳をα波に誘導する働きがあります。

・視覚的に自然と触れ合う

季節の花や森、青空を眺めたり、月灯りや太陽の光を浴びるなど自然を感じることでα波を発しやすくなります。

・香りを感じる

アロマテラピーなど良い香りを嗅ぐことでリラックスします。

・ヨガや瞑想

α波は目をつぶったときに出やすいといわれています。

呼吸を整えて軽く目をつぶることでもα波が出やすくなります。

コロナ禍での不自由な生活が続き、ストレスを感じ心身の不調を訴える方がとても増えています。

少しでも心身がリラックスできるようα波生活を実践していきましょう!!

“息を止める”と脳が活性化する??

こんにちは、 ひかり堂院長の齋藤です。

 

前回は過呼吸発作が起こった時の対処法として、「息を止める」という方法をお伝えしました。

この「息を止める」ことを深呼吸と組み合わせると、脳を活性化させる効果が非常に高いといわれています。

「息止め深呼吸」とか「4-4(7)-8呼吸法」という呼吸法だそうで、生理学的な根拠に基づいており、脳への血流が良くなり脳を活性化させる効果が期待できるそうです。

 

<脳が活性化する仕組み>

深呼吸時に息を止めると脳は「酸素が少なくなっている」

と錯覚します。

すると動脈が拡張し、多くの血液を脳に運ぼうとします。

酸素を含んだ血液がいつも以上に脳に循環していく。

 

という仕組みです。

 

 

<脳が活性化することで期待できる効果>

・集中力や記憶力がアップする

・自律神経が整う

・イライラや怒り、不安感などを緩和する

・寝付きが良くなり睡眠の質が高まる   

 

多くの人は普段からストレスを感じることが多い環境にいるので、慢性的に脳は疲労しています。

脳が疲労していることで神経の伝達が鈍ったり、身体の各器官への指令がうまく出せなかったりして、様々な不調が起こってきます。

また、感情をコントロールする「セロトニン」、「ノルアドレナリン」、「ドーパミン」といった脳内神経伝達物質の分泌にも影響がでてしまい、それぞれのバランスを崩すことでうつ病など精神的な症状も起こってしまいます。

 

脳への血流が良くなると脳の疲労回復が促進され、働きすぎず“加減のよい”状態、つまり活性化した状態となるのです。

 

うつ病やパニック障害など精神疾患の治療において、薬物療法と並行して運動や呼吸法なども積極的に取り入れられています。

脳を活性化して疲労していない脳を維持することは、心と身体の両方の健康にとってとても重要なのです。

 

<息止め深呼吸のやり方>

1.鼻から息を4秒で目いっぱい吸う 

2.4秒(7秒)息を止める 

3.8秒でゆっくりと息を吐く

 

これを何回か繰り返し行います。

 

いつでもどこでもできますので、一度試してみてくださいね。

ストレスを解消する”あいうえお”の習慣

 

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

 

全国的に“ステイホーム”が呼びかけられ、外出を控え休日も家で過ごす方がほとんどかと思います。

テレビやネットでもこの外出自粛の影響でストレスがたまり、「コロナストレス」とか「コロナうつ」といった言葉が目につくようになりました。

1日中家にいると確かにストレスたまりますよね・・・

 

今日は過去にブログでも紹介したストレス解消法を5つにまとめた“あいうえお”の習慣についてお伝えします。

 

「あ」 - 朝日を浴びよう

「い」 - 癒しの時間を作ろう

「う」 - 運動(ウォーキング)しよう

「え」 - 笑顔を作ろう

「お」 - お風呂に入ろう

 

「あ」 - 朝日を浴びよう

・朝日を浴びることでイライラや不安感などを抑える脳内の「セロトニン」の分泌が活発になり、穏やかな気持ちになっていく効果が期待できます。

「い」 - 癒しの時間をつくろう

・自分にとって“癒される”時間を持つこともストレス解消には重要です。

例えば

・ペットと戯れる

・愛しい人と触れ合う

・音楽を聴く

・映画(DVD等)を見る

・ヨガや瞑想をする

・お香やアロマを楽しむ

等何でも構いません。

自分自身がリラックスできること、楽しいと感じることでストレス解消につながります。

ただ、決して長時間にならず、ほどほどにしましょう。(1時間以内)

「う」 - 運動しよう

・運動はストレス解消に非常に効果が高いといわれています。

最近はスポーツ選手などが自宅でできる運動やストレッチをネット動画などでアップしていますので是非参考にしてみてください。

また、ゆったりとした深い呼吸を意識した「深呼吸」も心身のリラックスに効果的です。

ちなみに私は朝6時から朝日を浴びながら20分ウォーキングして、6時30分からNHKのラジオを聴きながら「ラジオ体操」をしています。

早朝はほとんど人がいないので、”3密”の心配もないので安心です。

「え」 - 笑顔を作ろう

・笑顔(笑うこと)は「自律神経のバランスを整える」、「免疫力を高める」、「幸福感が高まる」等々は様々な効果があることが証明されています。

タレント?のアニマル浜口さんが「ワッハッハ・ワッハッハ」と意識的に大笑いをすることを勧めていますが、ストレス解消には非常に有効だと思います。

先日もネットで「30秒間大笑いしよう」という動画を見たので、自分でもやってみましたがとても気分が爽快になりました。

作り笑いでもいいので、是非意識的に笑ってみましょう。

「お」 - お風呂に入ろう

・ゆったりとお風呂に浸ることで心身ともリラックスします。

今はなかなか温泉などには行けませんが、自宅で入浴剤を入れて温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?

 

過度なストレスは自律神経が乱れる最大の要因といわれています。

自律神経が乱れることで心にも身体にも様々な不調がおこってきます。

ストレスを溜めこまない、ストレスをうまく発散していく術を持っていることは、病気になりにくい心身を保つことに繋がります。

テレビで、あるドクターが「コロナウィルスに感染ししたとしても、自然に治癒していくケースが大多数だ」と話していました。

だから、

○感染予防の徹底(うがい・手洗い・3密を避ける)

○規則正しい生活(食事・運動・睡眠)

○心身のリラックス

極端に不安にならず、これらを実践することで免疫力をを高めることが最も重要だそうです。

私自身も今まで経験したことのない本当に大変な事態だと感じていますが、「ステイホーム」の時間を逆に楽しむくらいの気持ちで“顔晴りましょう”!!

こんな時こそ笑いましょう!!

 

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、ついに緊急事態宣言が出されるようですね・・・

三重県ではまだそれほど感染者は増えていませんが、今後どうなるのかは誰にもわかりません。

まずは“3密”を避け、「うつらない」・「うつさない」ためにできることを徹底してやっていきましょう。

 

今日は「うつらない(感染しない)」ために“笑いましょう”というテーマでお伝えします。

私自身、毎日朝から夜まで新型コロナウィルスのニュースばかりで気分が滅入っています。

多くの方が私と同じような気分になっている方も多いと思います。

最近では「コロナストレス」や「コロナうつ」という言葉を見聞きするようになりました。

 

ですので、私はここ3日ほどお笑いの動画を観て笑っています。

以前にブログでも書きましたが“笑う”ことは健康にとってとても大切です。

笑うことの効果はたくさんありますが大きくは2つあります。

1.免疫力を高める

人間の身体には毎日無数のウィルスや病原菌が侵入してきますが、簡単に病気にならないのは免疫力があるからです。

笑うことで、体内に侵入してきたウィルスや病原菌を破壊したり、抗体をつくる働きのある“免疫細胞”が活性化され免疫力が高まるのです。

2.心身がリラックスしストレスを軽減する

笑うことで「アルファ波」という脳波が増加します。

アルファ波は心身が非常にリラックスした状態の時の脳波であり、脳内の「セロトニン」の分泌が高まります。

セロトニンの分泌が高まることで精神的に穏やかな状態となり、ストレスから解放されやすくなるのです。

 

なんだか難しい話になってきましたが、笑うことはストレスを解消し、気持ちを前向きにし、免疫力を高める効果があるということです。

 

新型コロナウィルスとの戦いは長期化するといわれていますが、是非1日の中で5分でもいいので笑って過ごす時間を作ってくださいね。

 

ちなみに私はもう数十年も前のお笑い番組「おれたちひょうきん族」を観ています。

若かりし頃のさんまさんやたけしさん、紳助さん おもしろいですね。

 

新型コロナウィルスの影響で売上や収入が厳しい状況になっている方も多いと思います。

当院も3月下旬頃から来院患者さんが減っています。

こんな時だからこそ笑って笑って新型コロナウィルスを吹っ飛ばしてやりましょう!!

 

笑う門にはきっと福がきます!!

 

 

”いいこと日記”のすすめ

 

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

 

突然ですが、あなたは日記をつけていますか?

先日 当院の患者さん(Kさん・32歳女性)から教えて頂いた

”いいこと日記”についてお伝えします。

 

Kさんは「繊維筋痛症」というつらい症状で1年以上も”激しい痛み”に苦しんでいらっしゃいました。

特効薬やきちんと確立された治療法はなく、痛みの症状なのに抗うつ薬や抗不安薬を服用している状態でした。

当院に初めて来院された時は精神的にも相当落ちており、「私はもう治らない」、「もう生きているのがつらい」などとお話をされたことを鮮明に覚えています。

お話は常にネガティブな言葉やマイナス思考になっていました。

Kさんのような状態であれば誰しもそうなってしまうと思います。

それほど心身ともにどん底だったと思います。

 

そんなKさんはしっかりと通院して頂いたこともあり劇的に痛みから解放され、抗うつ薬、抗不安薬も完全に断薬でき、1年経過した現在は旅行や趣味を楽しめるようになりました。

そして、お話の内容や言葉使いがすごく前向きというかポジティブになってきました。

今は1ヶ月に1回程度メンテナンスとして通院されていますが、先日1ヶ月ぶりにKさんが来院された時にお聞きしたお話をシェアさせて頂きます。

元々ネガティブ思考だったKさんは常々「もう少しポジティブな考え方になりたい」と思っていたそうす。

3ヶ月ほど前にコンビニで「いいこと日記をつけるとポジティブ思考になれる」という内容の本を購入されたそうです。

「いいこと日記」とは文字どおりその日にあった”いいこと”だけを3つ日記に書いていくという日記だそうです。

どんな内容でもよくて、何も思い浮かばなかったら「今日は味噌汁がおいしかった」と書いたそうです。

そして1ヶ月が終わり、日記を読み返すと1ヶ月間いいことばかりあったと嬉しい気持ちになるのだそうです

3ヶ月たった今は日記をつけるのが楽しいそうです。

 

Kさんいわく、効果は絶大で以下のようになってきたと話してくれました。

1.よいことにフォーカスする脳になり、悪いことやイヤなことがあってもいつの間にか思い出せないくらい忘れてしまう。

2.「私には毎日いいことばかりおこり、本当に幸せだ」と素直を思える

 

素晴らしいですよね。

日常の出来事で、よかったこと・嬉しかったことにフォーカスできるようになるとポジティブな思考になって自然に笑顔になれますね。

うつ症状やパニック障害の予期不安でお悩みの方にもお勧めします。

 

私もいいこと日記をつけてみようと思います。

もしあなたがネガティブ思考でしたら、是非一緒に「いいこと日記」をつけていきましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【三重県松阪市】はり きゅう 整体 ひかり堂
http://hikarido.net/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あなたの”冷え”はどのタイプ?

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日も”冷え”についてですが、「冷え症のタイプ」についてお伝えします。

 

ひと言で“冷え”といっても大きくは4つのタイプがあります。

あなたの“冷え”はどのタイプでしょうか?

 

1.全身型

首から肩・背中・腰にかけて特に冷えを感じるタイプ。平熱の体温が低いことも特徴となります(35℃台または35台以下の場合もある)。比較的男性も多い。

2.四肢末端型 

身体は冷えを感じないが、手や足の指先が極端に冷えて指先を温めてもなかなか温まらないタイプ。10代~50代の幅広い年代の女性に多い。

3.下半身型 

腰から足先の下半身に冷えを感じるタイプ。上半身は熱く、下半身が冷える「のぼせ冷え型」もある。更年期の女性や中高年の男性に多い。

4.内臓型

身体の表面は暖かいが身体の内側(内臓)が冷えているタイプ。身体は冷えを感じないため自覚症状がない場合も多い。年齢や性別に特に関係ない。

上記のようにひとことで“冷え”といってもそれぞれタイプがあります。

 

次回は「冷え性を改善する方法」についてお伝えしましす。

 

 

 

やっぱり ”冷えは万病の元” なんです

こんにちは、 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は「冷えは万病の元」についてです。

 

前回は冷えの原因は

・身体の熱を作り出す力が弱いこと

・手足の末端の毛細血管まで血液が行き渡らないこと

とお伝えしました。

 

つまり低体温(36℃以下)と血行不良ということです。

低体温と血行不良は女性にとってどんな影響があるのでしょうか?

 

1.免疫力が弱まる

体温が1℃下ると免疫力は30%~40%低下するといわれています。

免疫力が低下すると細菌やウィルスへの抵抗力が弱まり、風邪や感染症にかかりやすくなります。またがん細胞への攻撃力も低下してしまうのです。

2.卵巣や子宮などの機能低下・機能障害を招く

身体が冷えて、血流が悪くなると子宮や卵巣の働きも悪くなり、女性ホルモンバランスが乱れやすくなります。そのため生理痛や生理不順、婦人病や不妊体質になりやすくなります。

3.新陳代謝が悪くなる

血流が悪いと老廃物や余分な水分などの排出が悪くなります。そこに加齢による新陳代謝の悪化も加わりむくみやすく、太りやすい体質になっていきます。

4.肌トラブルが多くなる

冷えによって新陳代謝がわるくなることで、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)の機能が低下します。

顔のむくみやしわ、くすみ、にきびや吹き出物といった肌トラブルを引き起こしやすくなり、老けやすくなります。

5.首肩こり・腰痛・関節痛等をおこしやすい

冷えによる血行不良は首・肩などのコリを慢性化させ、痛みが感じやすくなります。

6.自律神経が乱れやすくなる

“冷え”によって自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えがスムーズに行われなくなります。そして自律神経の乱れによってさらに“冷えやすい体質”になっていきます。

 

“冷え”による身体への悪影響は計り知れません。

 

やはり女性にとって“冷えは万病の元”なのです。

 

次回は“冷え性のタイプ”についてお伝えしていきます。

“冷え性”になる2つの原因

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

ここ数日 朝晩の冷え込みが厳しいですね。

当院の患者さんも”冷え性”の方が多いです。

 

ということで今日は”冷え”の原因についてお伝えします。

冷えの原因は大きく2つあります。

 

1.身体の中の熱を作り出す力が弱い

2.手足の末端の毛細血管まで血液が行き渡らない

 

人間には外部環境が変化しても体内環境を一定に保つ力(ホメオスタシス)があり、体温や血圧や血流量も常にほぼ一定に保たれています。

つまり身体が熱を作り出し、その熱が手足の末端まで行き届けば冷えることはないのです!

ではなぜ“冷え性”になるのでしょうか?

 

<熱を作り出せない理由>

・熱を作り出す元になる筋肉量が少ない 

・運動不足

・身体を冷やす食生活をしている

・ダイエット目的の誤った食事制限

・薬などの影響

 

<手足の末端の毛細血管まで血液が行き渡らない理由>

○自律神経や女性ホルモンバランスが乱れている

 → 交感神経の働き過ぎにより常に血管が収縮している

○下着などにより身体を締め付けている

 → 血管を圧迫し血流が悪くなる

○食べ過ぎによって食物を消化するために胃腸に血液が集まりすぎる 

→ 手足の末端まで血液がいかない

 

そして“冷え性”は特に女性に多いというイメージがありますが、男性は30%ほど、女性はなんと約70%~80%の方が“冷え性”だと自覚しているそうです。

やはりイメージどおり”冷え性”の女性は多いのです。

 

<なぜ女性に冷え性が多いのでしょうか?>

女性は男性に比べ

☆骨格的に筋肉量が少ない

☆生理がある

⇒ 自律神経や女性ホルモンのバランスを崩しやすいため元来男性よりも冷えやすいのです。

 

“冷え”、特に”女性の冷え”は様々なリスクを引き起こします。

次回は”冷えは万病の元”についてお伝えします。

”気のせい”??

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

昨日初めて来院された患者さん(Aさん 51歳 女性)のお話です。

 

Aさんは肩首こりと頭痛の他、急な動悸やめまい、不眠、そして時々不安感に襲われるなど様々な症状がありました

もともと若い頃から首こりと頭痛はあったそうですが、ここ1年くらいはめまいや動悸もおこるようになりました。

1日ほとんど横になっている日あり、仕事も家事も休むことが多くなり、精神的にもとても苦しい状態とのことでした。

いくつかの病院を受診しても特に異常はないといわれ、最後にいった病院で

「まぁ更年期だしね。特に異常はないので気のせいでしょう。あまり気にしすぎないで」

といわれたそうで、「何でも更年期のせいにする!!」と非常に怒っていらっしゃいました。

その場はお聴きしただけでしたが、施術後のからだの状態についてAさんに説明する時に

「病院の先生が言われた“気のせい”というのはAさんの不調の大きな要因のひとつですよ」

とお話しました。

Aさんは「気のせい・・・ はぁ???」というリアクション。

 

東洋医学の考えに基づいた鍼灸治療

 

 

東洋医学では働きの悪くなっている

「五臓六腑(一般的に内臓)」と「気・血・水の巡り」

の状態を把握し、その状態を改善するための最適なツボを選定して鍼やお灸していくことを重要視しています。

この「気・血・水の巡り」が滞ったり、不足したりすると心身に様々な不調がおこってきます。

当院では患者さんの状態を把握するために以下のことをやっています。

・問診 患者さんの生活全般についてお聞きする

・腹診 お腹をさわり、硬さや痛みなどを検査する

・脈診 左右両方の脈を取り、脈の早さ・強さ・深さを確認する

・舌診 舌の色や形などから身体の状態を判断する

Aさんの場合は生活習慣や舌、脈の状態からストレスを抱え、交感神経が高ぶり気の巡りが滞った状態になっていると判断しました。

Aさんには

「気の巡りの滞りが一番の問題だと思います。病院の先生の言った“気のせい”ですよ」

とお話したら、Aさんの「気のせいなんですかぁ・・・???」というリアクションになったわけです。

骨盤や背骨のゆがみもあり、「身体を整え、鍼灸で気の流れをよくし、自律神経を整えていけば必ず不調から回復していきますよ」とお伝えしたら何か安心されたご様子でした。

Aさん そうです、“気の滞りのせい”ですよ

だから必ずよくなります、安心してくださいね(^v^)

”7秒ハグ”のすすめ

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

最近 「7秒ハグ」というベルメゾンのホットコットという商品のテレビCMを見ました。

心が暖かくなるすごくいい内容だなぁと感心しています。

母娘や夫婦など家族やパートナーとハグをするシーンが流れるだけなのですが、すごく癒されるのは私だけでしょうか?

 

ということで、今日は「7秒ハグのすすめ」です。

 

 

<7秒ハグするといいことあるの?>

愛しい人とハグをするといいことがたくさんあります。

・幸せな気持ちになる

・身体の緊張が緩む

・心が落ち着く

・前向きな気持ちになる

 

<なぜ?>

以前ブログでも同様な内容をお伝えしていますが、愛しい人とハグをすると

☆幸せホルモン「オキシトシン」や気持ちを穏やかにする「セロトニン」の分泌が高まる

☆交感神経の興奮を抑え、副交感神経が優位になる

ことが医学的に証明されています。

 

強いストレスを抱え自律神経のバランスを崩し、精神的にも肉体的にも様々な不調に悩んでいる方には治療という面からもとても効果が高いのです。

当院でも、パニック障害や自律神経失調症、更年期の不調でお悩みの患者さんには、「ハグすること・触れ合うこと」をお勧めしています。

 

しかし、患者さんの中には

・愛しいと思う人がいない・・・

・ご主人やパートナーを愛しいと思えない・・・

という方が意外に多く、逆にご主人やパートナーがストレスの原因だったりすることがあります。

 

でも安心してください。

 

そんな時はぬいぐるみやペットを抱きしめましょう。

ぬいぐるみやペットを愛しいと思っていれば同様の効果があるそうです。

 

7秒がいいのかどうかわかりませんが、今日から愛しい人とハグしてみてくださいね。

ちなみに「足三里」といツボに鍼を打つとその刺激は脳の視床下部というところに届き、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されます。

 

鍼灸でも十分に癒されますよ(^v^)

「頭にくる!!」って何がくるの?

突然ですが最近何か頭にきたことはありますか?

怒りの感情の表現のひとつとして「頭にくる」っていいますよね。

先日ある患者さんが「旦那がパチンコで5万円も使ってきたんです。もう頭にきて、来月の小遣いはなしにしてやります!!」という話をしてくれました。

それは頭にきますよね。

それで、その患者さんから「頭にくるって何がくるんですかね?」って聞かれました。

そんなこと考えたこともなかったですが、こんな風にお答えしました。

東洋医学では「怒り」の感情は「肝」という臓器の働きを悪くし、「気」や「血」の巡りが滞ると考えています。

そして、「気」や「血」は怒りなどで熱が加わると上に昇る性質があります。

怒っている時は「気」や「血」が上に上ったまま滞ってしまっている状態にあります。

同様の表現で「頭に血がのぼる」といったりしますので、何がくるのかといえば、「気」や「血」が頭に向かって上ってくるのではないかと思います。

たしかに頭にくることがあると、身体に力が入り、頭の方になにか上ってくるような感覚がありますね。

これは自律神経の交感神経が一気に緊張し、身体に力が入り、血管が収縮し、呼吸も早くなるためにおこる身体の自然な反応なのですよとお答えしました。

患者さんは「ふ~ん」と言ってそれからなんともいえない空気になりました・・・

 

ということで、頭にきた時はこのツボを押してみて下さい。

 

<太衝(たいしょう)>

場所は足の親指と人差し指の骨の合わせ目あたり。ストレスなどで滞っている身体の気血の流れを改善します。

ここを押してかなり痛いと感じる方は相当ストレスがたまっています。

足の甲に垂直に押してください。(1回5秒、3~5回 左右とも)

終わったあとは結構すっきりとしますよ。

 

何かと頭にくることも多いですが、うまく受け流して極力ストレスを溜めない術を見つけてくださいね。

 

そういえば、頭にくると同様の意味で「腹が立つ」っていいますね。

何が立つのでしょうね?

 

 

「終わりよければすべてよし」でポジティブ脳に変わる?

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

前回のブログで「ポジティブな語呂合わせ」についてお伝えしましたが、今日は「終わりよければすべてよし」についてお話します。

パニック障害やうつ病のつらい症状のひとつである「不安感」や「抑うつ感(気分の落ち込み)」は脳内の神経伝達物質の「セロトニン」の分泌が不足していることが大きな要因といわれています。

もともと人間にはこの「セロトニン」をはじめ感情をコントロールする働きの脳内神経伝達物質を自分自身の力で分泌する能力が備わっています。

従ってこの「セロトニン」が十分に分泌していれば、精神的に安定した状態が保てるということになります。

そして、このセロトニンは日常のちょっとした意識付けで分泌が高まる可能性があるのです。

 

普段患者さんとの会話で、「話される内容を逆にすればいいのになぁ・・・」と感じることが非常に多いです。

具体的は、良いことを先に話し、悪いことを後で話すという方が多いと感じています。

例えば 前回から今日までの心身の状態についてお聞きすると

「肩と首のこりは楽になったけど、相変わらず息苦しさはある」

という順番で話される方が多いです。

そんな場合は私は

「そうですか、まだ息苦しさはあるけど、肩と首のこりは楽になってきたんですね」

という順番でお返しするようにしています。

 

○肩こりは楽になったけど、まだ息苦しい

○まだ息苦しいけど、肩こりは楽になった

 

どうでしょうか?

悪いことが先にきて、いいことが終わりにくるほうが良い印象になりますよね。

 

そこでお奨めするのが「いい言葉で終わる」という話し方を意識すること。

 

普段の会話から、いい言葉で終るように意識していくことで、少しづつポジティブ思考になっていき、セロントニンの分泌も高まってきます。

そうすることで、不安感や抑うつ感も少しづつ薄れてくると思います。

 

これは本当に少し意識するだけで誰にでもできますし、気持ちがすごく変わってきます。

 

「終わりよければすべてよし」ということわざがありますが、本当にそうだと思います。

 

あなたも是非実践してみてください。

「ポジティブな語呂合わせ」をしてみませんか?

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日は「ポジティブな語呂あわせ」についてお伝えします。

パニック障害やうつ病、不安神経症といった精神的な疾患に対する治療のひとつに「認知行動療法」があります。

これは、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種で、精神科医や専門のカウンセラーが行っています。

認知とは、ものの受け取り方や考え方という意味で、この受け取り方や考え方を変えていく治療法です。

強い不安感やストレスを感じるとどうしても悲観的な考え方、マイナス思考になりがちで、認知に歪みが生じてきます。

その結果、抑うつ感や不安感が強まり、さらに認知の歪みが引き起こされるようになります。

認知療法では、極端に悲観的になりすぎず、現実的でしなやかな考え方をして、自分自身でこころのバランスを取ってストレスに上手に対応できる状態をつくっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知行動療法とは少しずれますが、あなたも「数字の語呂あわせ」は普段何気なくやっていると思います。

例えば「49」という数字はどう読みますか?

「死苦」というとイヤや気持ちになります。

「4989」=「しくはっく」と読むともっとイヤな気持ちになります。

 

でも「49」=「良くなる」と読むと前向きな気持ちになりますよね。

私は

「4989」は「良くなる、ハグしよう!」

と読むようにしていますが、今は「49」はとても好きな番号になっています。

 

「認知行動療法」というとひとりで行うには少し難しいイメージがあるかもしれませんが、「ポジティブな語呂合わせ」くらいなら簡単にできるようになります。

 

普段からポジティブなイメージや言葉を使うことで「セロトニン」の分泌が高まるといわれていますので、パニック障害の「予期不安」も軽減していく可能性が多いにあると思います。

あなたも「ポジティブな語呂合わせ」を始めてみませんか?

最近 呼吸が浅いと感じるあなたへ

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日は「最近呼吸が浅い、呼吸がしずらい」と感じている方へお手軽な解消法をお伝えします。

以前にも紹介しましたが「ストレッチポール」です。

先日初めて来院されたCさん(39歳女性)は肩こり、というよりは背中・肩・首がパンパンでガチガチ、凝っているを通り越して痛い、手が痺れるという本当につらい症状でした。

そして「呼吸がしずらいです」とおっしゃっておりました。

近くのリラクゼーションなどにも行かれたそうですが、もうこの状態だと全然楽にならないとのことでした。

仕事柄ストレスも強く感じているそうで、こんな状態ではマッサージだけでは緩まないレベルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当院ではこのような患者さんに対しては整体と鍼灸を組み合わせた治療を行っていきますが、まずは呼吸をしやすい状態になって頂くためによくストレッチポールを活用します。

Cさんにもストレッチポールに乗って深呼吸をして頂きました。

これで胸郭(胸の空間)を広げ、深呼吸がしやすい状態にします。

すると、自律神経の交感神経の高ぶりが緩和し、副交感神経が働きやすい状態になっていきます。

副交感神経が優位になってくると、身体の緊張が緩み血流が良くなり、痛みやこりが解消しやすい状態になります。

ストレッチポールでの施術だけで「呼吸がしやすいです!」と驚いていらっしゃいました。

 

後は整体で骨盤や背骨のゆがみを整え、その後に鍼灸治療を施し今日の施術は終了。

 

治療後は「背中も肩も軽いです。しびれもとれています。深呼吸もできるし、首が回ります!」と嬉しそうにお話頂きました。

 

今日もストレッチポールの効果を実感しました。

 

もしあなたが普段から「呼吸がしずらい、呼吸が浅くて速い」と感じているのなら是非ストレッチポールをお勧めします。

 

力が抜けない身体・・・

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア” ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日からもう9月。

日中はまだまだ暑いですが、朝は本当に涼しく感じるようになりました。

朝のウォーキングが気持ちいいです。

 

さて今日は力を抜けない身体について。

力を抜いているつもりなのに首・肩・背中・腰まで全身に力が入っていてガチガチの方がいます。

「力を抜いてくださいね」といっても常に力が入っているようで全く身体の緊張がとれないのです。

 

このような方の多くは首肩こり、頭痛、めまい、睡眠の質の悪さ、イライラや不安感など自律神経症状を抱えていらっしゃいます。

仕事や家庭などの日常の生活の中で様々なストレスや緊張が続き、知らず知らずのうちに交感神経が働きすぎて、副交感神経への切り替えがうまくできない状態になっているようです。

 

当院では患者さんにご家庭でのセルフケアをお伝えしたりしていますが、このような“力を抜けない方”に対しては「ストレッチポール」をお勧めしています。

 

ご存知の方も多いと思いますがストレッチポールは

1.筋肉が緩みやすくなる

2.背骨や骨盤・肩甲骨・肩関節・股関節をいい位置に戻りやすくなる

          3.胸郭(胸の空間)が広がり、深い呼吸がしやすくなる

などの効果が期待できます。

個人的には「深い呼吸がしやすくなる」ことでリラックスしやすくなることを実感しています。

そして何よりも手軽に“気合いを入れずに”できるので、継続しやすいことが最もお勧めしている理由なのです。

 

ご興味のある方は「ストレッチポール」で検索してみてください。

動き方などたくさん動画もあります。

 

健康な心とからだにとって、その日に酷使した心身の疲れをリセットして翌日に持ち越さないことが非常に重要だと思います。

仕事に家事に育児に1日頑張ったのですから、夜は“力を抜いて”ゆっくり過ごしてくださいね。

”自然治癒力”という力

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

今日も松阪は夕立ちが降りました。

毎日降りますね。これって”スコール”というヤツではないのでしょうか?

もう日本は亜熱帯気候になってしまったようですね・・・

 

さて、今日は”自然治癒力”についてお伝えします。

人間の身体には、ケガをした時や病気にかかったり、かかりそうになった時にそれらを自分に力で治したり、防ごうとしたりする力が備わっています。

その力のことを「“自然治癒力”(自己治癒力)」と呼んでいます。

ウキペディアによると自然治癒力(自己治癒力)とは「人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力・機能を広くまとめて指す表現。手術を施したり、人工的な薬物を投与したりしなくても治る機能のこと」とあります。

この自然治癒力が備わっていることで、ある程度の病気やケガは自分自身の力で治っていくのです。

 

そしてこの自然治癒力は大きく3つの機能から成り立っています。

☆恒常性を維持する機能(ホメオスタシス)

様々な外部環境の変化に対して自分の体内環境をある一定の範囲に保とうとする機能。自律神経やホルモンのバランスを取ることで体温や血圧や血糖値、体液の浸透圧などを一定の数値内に保ち生命を維持します。

例えば夏の猛暑でも真冬の寒さでも体温はほぼ一定ですよね。

☆自己防衛機能(免疫力・抵抗力)

体外から侵入したウィルスや病原菌や体内で発生したガン細胞などを攻撃して排除し、身体を守る機能。主に白血球がその役割を担っています。

☆自己再生機能

すり傷や切り傷など傷んだ細胞を元の状態に修復する機能。

誰でも経験があると思いますが、ある程度のすり傷や切り傷なら全くわからないくらいに治っていきますよね。

つらい症状が根本的に解消する鍼灸治療はまさのこの自然治癒力を目覚めさせ、再び活動できる状態に戻すことに優れた、副作用のない安心・安全な治療法なのです。

薬を否定するつもりはありませんが、薬はやはり一時的な対症療法ですので、自分自身の中にある自然治癒力を高めていくことは難しいと思います。

病院でMRIやCTなどの検査を受けてもどこも異常ありませんといわれたが頭痛・めまい・不眠・動悸・肩こりなど様々な症状がある・・・そんな方はたくさんいらっしゃいます。

まだ鍼灸治療を受けたことがないのなら、そろそろ鍼灸デビューしてみてはいかがでしょうか?

本当に”早起きは三文の得”があるの?

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア” ひかり堂院長の齋藤です。

 

今日も前回に続いてことわざシリーズです。

「早起きは三文の徳(得)」ということわざがあります。

由来は諸説様々ありますが、早起きをしたらいいことがあるという意味の内容が多いです。(早起きをして堤防の土を踏み固めたら三文もらえるとか、早起きをして仕事にいく途中に三文拾ったとか・・・)

そして日本に限らず早起きをするといいことがあるという意味のことわざは海外にも多くあり、やはり早起きは何かいいことがあるのだと思います。

日本ではほんの数十年前まではコンビニやドンキホーテもなく、パソコンやスマホもなく、基本的に夜勤もなく、深夜番組もなく、夜はすることがないので早寝早起きが普通でした。

この「早起きは三文の得」というのを「早寝早起きは三文の得」と解釈して、現在の生活に当てはめてみるとやはりすごくいいことがあります。

1.セロトニンの分泌が高まる

このブログで何度もお伝えしている脳内の神経伝達物質「セロトニン」の分泌が高まります。

セロトニンの分泌が高まることで精神的に安定し、自律神経を整えます。

自律神経のバランスが整うことで活動と休息のメリハリのある心とからだになります。

そしてセロトニンは睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌を促進し、規則正しい睡眠リズムを整えることで質の高い睡眠が得られるようになります。

2.成長ホルモンの分泌が高まる

成長ホルモンは代謝を促す働きがありますので、肌の“ターンオーバー”(生まれ変わり)にも大きな影響があります。

成長ホルモンは22時~2時頃に分泌のピークを迎えるそうでこの時間帯に寝ていることで“美肌”が作られます。

また、基礎代謝が上がることで“太りにくく、痩せやすい”身体になります。

成長ホルモンは美肌にもダイエットにも効果があるのです。

3.集中力や“ひらめく力”がアップする

脳の活動が高まるのは起床してから1~2時間後といわれています。

早起きをすることで、朝から脳がしっかりと働き集中して“いい仕事”ができます。

また素晴らしいアイデアや問題の解決策など”ひらめき”も浮かびやすい脳になるといわれています。

 

私はもうオッサンなので、この時期だと目覚まし時計なしで朝5時くらいに起きています。(勝手に目を覚ましてしまいます)

毎朝20分程度散歩をしますが、早朝は静かで空気もよく気持ちいいです。

それだけでも十分に“得”した気分になります。

 

ちなみに三文は今の価値で100円程度だそうですが、これだけいいことがあるのなら美と健康にとっては一体どれくらいの価値があるのでしょうね。

明日から早寝早起きの生活を目指してみませんか?

笑う門にはたくさん”福”がきます!

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

 

“笑う門には福来たる” 昔から言われてきたことですよね。

実際にはどんな“福”がくるのでしょうか?

実は“笑う”ことで4つの効果があることが証明されています。

1.脳内の鎮痛物質「エンドルフィン」の分泌が高まる

→痛みが軽減する、ストレスを緩和する

2.「ナチュラルキラー細胞」が活性化される

→免疫力が高まる

3.脳波のひとつである「アルファ波」が増加する

→脳の血流量がアップし活性化することで集中力や記憶力が高まる

4.副交感神経が高まる

→心身の緊張をほぐし、リラックスさせる

笑うことで得られる効果は多くあり、がんやリウマチ、脳血管障害の後遺症、うつ病、パニック障害などの治療や認知症予防に取り入れられてきています。

笑うことが心身の健康にとって重要なのはわかりますが、正直なところつらい症状があって、ストレスもいっぱい抱えて笑えるでしょうか?

つらいから笑えないのに・・・

でも安心して下さい。

作り笑いでもいいのです。

鏡をみて、口角を上げて笑ってみて下さい。

ポイントは“目も笑う”ことを意識することです。

最初は不自然かもしれませんが、毎日鏡の前で笑顔をつくることによって、自然な笑顔が作れるようになり、日常の生活でも声をだして笑えるようになってきます。

笑顔でいると、痛みやストレスが軽減し、精神的に安定し、脳が活性化し、免疫力が上がるのです。

何よりも笑顔の人には笑顔の人が集まり、人間関係が良好になります。

 

やっぱり笑う門には“幸福”がたくさんやって来ますね。

明日も笑顔でいきましょう!