3つの”首”を温めよう!!

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

早いもので今年も12月に入ってしまいました。

そして、今週末は寒気が入り、気温が一気に下がる予報です。

いよいよ冬本番となりますが、あなたは冷えの対策してますか?

女性の大敵ともいえる「冷え」。

手先、足先、身体が冷えていると家事がイヤになったり、仕事に集中できなかったりしますよね。

それだけでなく、

身体が冷えると血流が悪くなり、自律神経が乱れ、免疫力が低下し、心身に様々な不調がおこりやすくなります。

(肩こり、腰痛、頭痛、胃腸の働きの低下、不眠等)

まさに冷えは心身の不調や病気の元になるのです。

「きとんと食事をとる」、「適度な運動をする」、「ゆったりとお風呂の入る」など生活習慣はもちろん大切です。

それにプラスして

温活には3つの首を温めることがとても重要だといわれています。

3つの首とは「首」・「手首」・「足首」のことです。

首と名前がつく部位はまわりの皮膚が薄く、その皮膚の近くを太い血管が通っています。

ここが冷えると外気温の影響を受けやすく、冷たさを感じやすくなり、血管を通る血液も気温の影響を受け冷たくなった血液が全身に流れて体全体で冷えを感じてしまいます。

逆に温めてあげれば、温かい血液が全身に巡るので身体がぽかぽか温まっていきます。

身体が温まれば体調不良の解消や免疫力のアップも期待できるので、3つの首を冷やさないように温めていくことが大切だといえます。

今年の冬は3つの首を温めてポカポカで過ごしましょう!!

寒暖差疲労

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

今週に入り急激に気温が低下しましたね。

10月は日中は夏日を超える日も多く、日中は半袖でも過ごせたくらいでしたから気温差が激しいですね。

最近はこの温度差によって心身に不調を感じる「寒暖差疲労」という言葉をよく聞くようになりました。

寒暖差疲労とは、気温差が7℃以上あると起こりやすくなるといわれており、体温などを調節する自律神経が過剰に働いてしまうことが原因と考えられています。

主な症状は

倦怠感・頭痛・めまい・首肩こり・胃腸の不調・アレルギー(鼻炎症状)の他にイライラ・不安・気分の落ち込みなどの精神症状がでる方も多いようです。

 

<対処法>

寒暖差疲労による様々な不調に対して劇的な対処法は残念ながらありません。

日常の生活習慣を少しだけ見直すことから始めてみて下さい。

1.入浴時はゆったりと湯舟につかる

入浴をシャワーで済ませる方もいらっしゃいますが、40℃くらいのお湯に10分~15分程度肩までゆったりとつかりましょう。

2.身体を動かす

ウォーキングやなるべく階段を使う、軽い筋トレやスクワット等意識して身体を動かしましょう。

3.ゆっくりと深呼吸をする

ゆっくりと深い呼吸をすることは自律神経を整えるのに効果的です。胸式呼吸でも腹式呼吸でもどちらでも問題ありません。

「4秒で吸って、7秒で吐く」を目安に行いましょう。

普段の生活から自律神経を整えることに少しだけ意識を向けて何か実行していくことで身体は対応していきますので、少しずつつ取り入れてみてくださいね。

”暑熱順化”って何?

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

ここ数日は夏になったかのような暑さを感じますね。

全国的に”夏日”になったところも多かったようでテレビで「”暑熱順化”をやっていきましょう」という内容の話をしていました。

”暑熱順化”って何なんでしょうか?

身体が暑さに慣れていくことを暑熱順化といいますが、暑さにまだ身体が慣れていないこの時期は急に気温が上がると熱中症の危険性が高まるのだそうです。

熱中症は体温の調節機能がうまく働かなくなり、身体の中に熱がこもって体温が上昇してしまうことで起こります。

高温で湿度が高い環境で起こりやすく、室内でも危険性は高くなります。

また、急な気温の上昇は自律神経を乱し、頭痛やめまい、肩こり等様々な症状を引き起こす要因となります。

しかし、早めに暑さに慣れておくことで熱中症になりにくい身体になっていきます。

環境省によると、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分程度続けると、約2週間で暑熱順化ができるとしています。

そして、暑熱順化した身体は

〇発汗量が増える

・汗による気化熱を放出し体温上昇を防ぐ

〇皮膚血管が拡張し血液循環が良くなる

・皮膚表面から空気中に熱を逃がし体温上昇を防ぐ(熱放散)

<暑熱順化の方法>

  • 15分~30分程度のウォーキング
  • シャワーで済ませず、しっかりと入浴する

日常生活の中で運動や入浴をすることで、汗をかき身体を暑さに慣れさせていくことが重要です。

冷房の効いたオフィスでのデスクワークが多い方は汗をかくことが少ないので特に重要だと思います。

この時期から意識して暑熱順化をしていくことで、梅雨明け直後の猛暑に対応できる身体になります。

今から暑さに負けない身体を作っていきましょう。

春の不調は自律神経の乱れなのです

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

早いもので今年もバレンタインが終わり、梅の花も咲きはじめ、いよいよ春の気配を感じるようになってきましたね。

そして最近は急に気温が高くなったりして朝晩や前日との寒暖差が大きく、これからは雨の日も多くなってきます。

毎年この時期に同じようなブログを書いていますが、いよいよ自律神経の乱れやすい春がやってきます。

寒暖差でいうと1日の最低気温と最高気温の差が7℃以上あると自律神経が乱れやすくなるといわれています。

肩こりや頭痛がひどい

・ふわふわとしためまいが頻繁におこる

・寝付きが悪い、夜に何度か目が覚める

・動悸がよくおこる

・身体が重だるい

・イライラしたり、不安感・憂うつ感を感じることが多い。

春先になんだか体調がすぐれないとか、集中力に欠けるとか、情緒が不安定になるとか、いつもと違う感覚になることはありませんか?

昔から”木の芽時”(このめとき)という言葉があり、春は自律神経が乱れ心身の不調がおこりやすい時期なのです。

・三寒四温といわれる寒暖差による気温の変化

・菜種梅雨など天候の変化(気圧の変動)

・花粉や黄砂の飛散

・入学や就職、転勤、昇進など生活環境の変化 

最近では「春の5K(花粉・黄砂・強風・乾燥・寒暖差」などといわれたりします。

いずれにしても自律神経の乱れの最大の要因は“ストレス”です。

肉体的にも精神的にも多くのストレスを受け、自律神経はフル稼動してしまっています。

最近では、4年以上にわたる「コロナ」の影響が及ぶ生活が大きなストレスになっている方も非常に多いように感じます。

人間は本来ストレスに対抗する力を持っています。

しかし、様々なストレスが一気に重なると、そのストレスに対応しきれなってある一線を越えてしまい、心にも身体にも様々な症状が現れてきます。

<この時期に必要なことは?>

健康な心身を保つためには「質の良い食事・運動・睡眠」が大切です。

そのためには、この春先の時期こそ規則正しい生活習慣を心掛けることが最も重要です。

・規則正しい食事をとる

・適度な運動を継続する

・十分な睡眠時間を確保する

これらを意識して生活することで春先のストレスに対抗できる力を維持できるようになります。

こちなみに恥ずかしながら最近就寝前にユーチューブで見つけたヨガのストレッチをやっています。(コレおすすめです)

⇓ ⇓ ⇓

【寝る前10分】初心者のための10分ヨガストレッチ【男性にも】〜快眠・翌朝スッキリ〜 家で一緒にやってみよう (youtube.com)

就寝前のヨガストレッチで心身がリラックスして眠りやすいように感じます。

私はストレッチでもウォーキングでも、少し身体を動かすだけでも気持ちいいと感じます。

あなたも気持ちいいとか、心が落ち着くことをこの時期から意識して実践してみてください。

春は本来は梅や桃、菜の花、そして桜と“花”を楽しめる最高の時期です。

今年は少し立ち止まって“花”を感じてみませんか?

そして、どうしても体調がすぐれないのなら、どうぞ鍼灸治療を受けてみてくださいね。

”気”のせい???

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

先日初めて来院された患者さん(Aさん 51歳 女性)のお話です。

Aさんは肩首こりと頭痛の他、急な動悸やめまい、不眠、そして時々不安感に襲われるなど様々な症状がありました

もともと若い頃から首こりと頭痛はあったそうですが、ここ1年くらいはめまいや動悸もおこるようになりました。

1日ほとんど横になっている日あり、仕事や家事も休むことが多くなり、精神的にもとても苦しい状態とのことでした。

いくつかの病院を受診しても特に異常はないといわれ、最後にいった病院で

「まぁ更年期だしね、特に異常はないのであまり気にしすぎないでください。」

といわれたそうで、「何でも更年期のせいにする!!」と非常に怒っていらっしゃいました。

その場はお聴きしただけでしたが、施術後のからだの状態についてAさんに説明する時に

「病院の先生が言われた「”気”にしないで」というその”気”のせいでAさんの不調がおこっているかもしれませんよ」

とお話しました。

Aさんは「気のせい・・・ はぁ???」というリアクション。

東洋医学では働きの悪くなっている「五臓六腑(一般的に内臓)」と「気・血・水の巡り」

の状態を把握し、その状態を改善するための最適なツボを選定して鍼やお灸していくことを重要視しています。

この「気・血・水の巡り」が滞ったり、不足したりすると心身に様々な不調がおこってきます。

東洋医学の考えに基づいた鍼灸治療

中でも「気」は東洋医学では最も重要な要素と考えられています。

<そもそも”気”って何>

私達日本人は日常的に「気」という字が入った言葉を使っています。

天気、元気、病気、景気、空気、色気、気が合う、気が散る・・・

東洋医学では「気」とは、身体全体の生命活動の基本的な無形のエネルギーであり、精神活動も含めた人体の機能的生命活動を統括する役割を担っているととらえています。

何か難しいですね、それこそ???ですね。

当院では患者さんの状態を把握するために以下のことをやっています。

・問診 患者さんの生活全般についてお聞きする

・腹診 お腹をさわり、硬さや痛みなどを検査する

・脈診 左右両方の脈を取り、脈の早さ・強さ・深さを確認する

・舌診 舌の色や形などから身体の状態を判断する

Aさんの場合は生活習慣や舌、脈の状態からストレスを抱え、交感神経が高ぶり気の巡りが滞った状態になっていると判断しました。

Aさんには

「気の巡りの滞りが一番の問題だと思います。病院の先生の言った“気のせい”ですよ」

とお話したら、Aさんの「気のせいなんですかぁ・・・???」というリアクションになったわけです。

骨盤や背骨のゆがみもあり、「身体を整え、鍼灸で気・血・水の流れをよくし、自律神経を整えていけば必ず不調から回復していきますよ」とお伝えしたら何か安心されたご様子でした。

Aさん そうです、“気の巡りの滞りのせい”ですよ

だから必ずよくなります、安心してくださいね(^v^)