9月ももう終わろうとしていますが、日中は30℃を超える日が続くなどまだまだ暑いですね。
それでもようやく朝晩は涼しさを感じるようになってきました。
ここ数日はメディアで“秋バテ”という言葉をよく聞くようになりました。
もう定着した言葉になりつつありますが、夏バテではなく、秋バテです。
秋バテとは、病名や医学的な用語ではなく、夏から秋への季節の変わり目におこる体調不良の総称です。
<秋バテの主な症状>
・頭痛、めまい、肩こり、倦怠感、胃腸の不調、動悸、息苦しさ、不眠等
・イライラ、不安感、気分の落ち込み等メンタルの不調
秋バテの最大の要因は自律神経の乱れです。
そして、秋バテは特に心の不調が伴いやすいといわれています。
<なぜ自律神経が乱れるのか>
- 朝晩と日中との寒暖差が大きい
- 夏の猛暑による疲労の蓄積
- 日照時間の減少によるセロトニンの分泌不足
心にも身体にも様々な症状が同時に起こることは自律神経が乱れた時の典型であり、日照時間の減少によるセロトニン不足は精神的な不調が現れやすくなります。
ご存じのとおり、セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、脳の興奮を鎮静化し、不安や恐怖をコントロールします。
昔から“秋はもの悲しい季節”といわれる所以です。
<対処法>
このブログで何度も同じことをお伝えしていますが、何といっても暴飲暴食や夜更かしなどを控え、規則正しい生活習慣を整えることが重要です。
そして、特に以下の点を心掛けて頂きたいと思います。
1.入浴時はゆったりと湯舟につかる
入浴をシャワーで済ませる方もいらっしゃいますが、40℃くらいのお湯に10分~15分程度肩までゆったりとつかりましょう。
2.身体を動かす
ウォーキングやなるべく階段を使う、軽い筋トレやスクワット等意識して身体を動かしましょう。
特に朝日を浴びることでセロトニンの生成が活発になるといわれていますので、朝のウォーキングはお勧めです。
3.ゆっくりと深呼吸をする
ゆっくりと深い呼吸をすることは自律神経を整えるのに効果的です。胸式呼吸でも腹式呼吸でもどちらでも問題ありません。
「4秒で吸って、7秒で吐く」を目安に行いましょう。
普段の生活から自律神経を整えることに少しだけ意識を向けて何か実行していくことで身体は対応していきますので、少しずつつ取り入れてみてくださいね。
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