今日も寒いですね。
もうしばらく辛抱しましょうね。
今日は”揉み返し”についてお伝えします。
昨日 「揉み返しがおさまらない」という患者さん(Kさん)がいらっしゃいました。
福島県から出張で松阪にお越しになられたそうで、夕食に焼肉を堪能し、温泉に入りマッサージ?(リラクゼーション)を受けたそうです。
普段から定期的にマッサージを受けておられるようで、いつもは揉み返しが強くでることもなかったそうですが、今回は2日たっても痛みが消えないということでした。
揉み返しは強い刺激によって筋膜や筋線維を損傷し、炎症を起こしている状態です。
施術中に強めの刺激によって「気持ち良さ」を感じることは決して悪いことではありませんが、30分~1時間もずっと強い刺激を受け続けることは身体には大きな負担がかかるのです。
基本的に筋肉に強い刺激を入れることで防御反応がおこり、かえって身体を緊張させてしまい、その硬くなった筋肉にさらに強い刺激を加えることで筋膜や筋線維を損傷させてしまうのです。
コリや痛みを和らげるためには血流を良くし、筋緊張を緩めることが重要なのです。
イソップ物語の「北風と太陽」をイメージして頂くとわかりやすいかもしれません。
この患者さんには背中・肩を中心に鍼灸治療をさせて頂きました。
当院ではコリや痛みに対する鍼の効果は以下のように説明させて頂いています。
鍼を刺して筋肉にごく微小な傷をつけることで、傷を修復しようと刺鍼部位周辺に血液が集まり、赤血球や白血球の働きによって酸素を運び、回復力・免疫力を高め、痛みをおこす物質や老廃物を血液中に流し、細胞を活性化させることで痛みやコリを和らげていく仕組みです。
従って鍼灸治療では基本的に揉み返しがおこるような筋膜や筋線維の損傷はおこりません。
鍼灸治療では施術後「だるさ」や「眠気」などといった反応がおこる場合がありますが、これは東洋医学では「瞑眩反応」(めんけん反応)といい、疲労していた筋肉がほぐれ、溜まっていた老廃物が血中に流れたことなどでおこり、身体がよくなっていく過程だと考えられています。
中国では古来から「瞑眩せずんばその病癒えず」といわれており、望ましい反応だと捉えられています。
どうぞ安心して鍼灸治療を受けてください。
そして、Kさん 松阪は少しガラは悪いですがいい街ですので、残りの数日も満喫していってくださいね。