PMSの治療

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日はPMSの治療についてお伝えします。

過敏性腸症候群(IBS)

PMSの治療は婦人科を受診することが第一選択となります。婦人科ではいくつかの検査をし要因を探りますが、一般的には薬物療法が主体となります。

☆PMS全般 → 低用量ピル

ピルにより排卵を抑えることでエストロゲンとプロゲステロンの分泌の急激な変化をなくし症状を起こりにくくします。

☆頭痛・腰痛など“痛み”が強い場合 → 鎮痛剤

☆イライラ・憂うつ等精神的症状が強い場合 

→ 心療内科を紹介され、抗不安薬、抗うつ薬が処方されます。

☆検査で「フェリチン値」が低い場合 → ヘム鉄のサプリメント

また、「機能性低血糖症」が大きな要因の場合は血糖値が上がりやすい炭水化物を控え、ビタミンやミネラルの多い食物を取り入れることなど具体的な食事療法を指示される場合もあります。

低用量ピルなどの薬物療法はどうしても“副作用”のリスクを考慮する必要があるため、最近では副作用のリスクの少ない「漢方薬」を積極的に処方する婦人科が増えてきています。

漢方は鍼灸と同じく東洋医学の考え方であるからだの「気・血・水」の流れを整えていくことで根本的に身体を改善することに優れた治療です。

症状がつらい場合は最初は薬物療法は非常に大切ですが、薬で症状を抑えつつ東洋医学的な治療や規則正しい生活習慣などで体質を改善し、根本的に不調が起こらない身体になることが最も重要なことだと思います。

当院でも鎮痛剤や抗不安薬を服用しながら通院されている方が何人もらっしゃいますが、「いつまでも薬に頼りたくない」という想いから鍼灸治療を受診して頂いています。

本来生理とは同じ周期で、いつの間にか始まりいつの間にか終わり、経血はサラサラし、生理前や生理中に痛みや不快感もないことが理想なのです。

身体全体の「気・血・水」の流れが良くなることでPMSの症状が解消するだけでなく、不妊体質の改善やこれから迎える更年期を不安なくいきいきと過ごせるなど、あなたの人生が大きく変わるこもしれません。

現在生理前のつらい症状がある方は身体に何かしらの原因があるはずですので、根本的に体質を改善していくことを意識してみてはいかがでしょうか?

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