最近よくきく”天気痛”のこと

 

まだ5月ですが台風が沖縄付近に接近しており、日本列島に近ずく可能性もあるとのことですね。

今週は”雨”が続く予報となっています。

こういう天気、いわゆる“低気圧”が近づいてくると

頭痛やめまい、吐き気、肩こり、むくみ、身体がだるい、腰や膝など古傷が痛む等

体調が悪くなる方が非常に多いです。

これは「天気痛」・「気象病」と呼ばれており、日本では推定600万人もの方が悩んでいるとの説があるくらいポピュラーな病気?なのです。(天気痛・気象病は正式な病名ではありません)

最近はテレビやネットなどでも良く目にするワードですね。

敏感な方は天気予報を見なくても「雨が降りそう」と感じるそうで、当院の患者さんでも「台風が沖縄付近に接近してくると頭痛やめまいが起こってくる」といわれる方が何人かいらっしゃいます。

なぜ低気圧が近づいてくると体調が悪くなるのでしょうか?

これには2つの理由があります。

1.低気圧により血流やリンパ液の循環が悪化する

気圧が下がると外から押される圧力が弱くなるため、身体は少し膨張します。このため血管は拡張し血圧は低下、血液やリンパ液の流れが悪くなることで様々な不調がおこります。

登山などで高い場所に行くとポテトチップスの袋が膨らむことをイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか?

この時身体はやや副交感神経優位の状態となっています。

2.内耳のリンパ液の揺れに脳が混乱する

通常人間は身体が傾くと内耳のリンパ液が揺れて傾きを感じます。しかし、急激に気圧が変動したりすると、内耳にある気圧の変動を感じるセンサーが反応し、身体は傾いてないのにリンパ液が揺れてしまい「身体が傾いている」という情報を送ります。

つまり

耳からの情報 - 身体が揺れている

目からの情報 - 身体は揺れていない

耳からの情報と目からの情報が食い違っていることで脳が混乱しストレスを感じ、交感神経や痛みを感じる神経などが興奮することで、身体に痛みや不調などがでます。

身体は交感神経が過剰に優位になっている状態と考えられています。

交感神経と副交感神経がともに過剰に優位になっている???

なんか変な状態ですね。

その理由は・・・

人間には本来どんな環境でも体温や血圧、脈拍など身体の状態を一定に保つ働きがあります。

これを「恒常性」と呼びます。

これは私達が全く無意識の状態で自律神経のバランスをコントロールしているのです。

しかし、気圧の変動により自律神経が過剰に働き、自律神経のバランスを乱しやすい体質の方がいらっしゃいます。

<対処法>

☆耳マッサージ

近年天気痛の大きな要因は「内耳のリンパ液」の揺れを感じやすいのではないかということが言われるようになりました。

左右それぞれ10~20回くらい耳を軽く引っ張ったり、回したりすることで内耳の血流がよくなり過剰な「リンパ液」の揺れを抑えることができます。

この耳マッサージを推奨する医師の方も増えてきているそうです。

 

☆「内関(ないかん)」というツボを押す

 

手のひらを上にして、手首のしわから指3本分(ひとさし指・中指・薬指)下がったところの中央(腱と腱の間)にあります。

鍼灸治療では「つわり」「乗物酔い」の特効ツボとして良く使います。

「天気痛外来」では乗物の酔い止めの薬が処方されますが、私にとっては内関はまさには酔い止めの薬を処方するようなイメージです。

当院では内関に円皮鍼という絆創膏タイプの鍼を半日ほど貼りっぱなしにしてもらうことが多いです。

また、天気が悪くなる前に(体調が悪くなりそうな時)「内関を10秒×3回ほど押してください」とお伝えしています。

もしずっと押していたい場合には、「米粒を内関に当てて上から絆創膏を貼ってもらうと円皮鍼のかわりになりますよ」と説明しています。

このツボは心包経という経絡に属しており、不安感を軽減させ気持ちを落ち着かせる働きもあるので、私は魔法の万能ツボ”として患者さんに紹介しています。

実際の効果を当院の患者さんにお聞きすると、この内関というツボ刺激で頭痛やめまいなどの低気圧による不調が以前に比べて「ものすごく楽になる」という方が2割~3割、「少し軽くなる」とお答えになる方が5割くらいいらっしゃいます。

これは凄く高い確率で効果があると実感しています。

”天気痛”による頭痛やめまいなど不調が出やすい方は是非試してみてくださいね。

なぜ自律神経失調症は女性に多いのか?

自律神経失調症は男性よりも女性の方が圧倒的に多いと言われています。
(男女比は1:9という説もあります)

その理由として「女性ホルモンのバランス」の影響が挙げられます。

毎月の排卵・月経や妊娠・出産、更年期といった女性に特有な性周期で分泌される女性ホルモンと自律神経に深い関わりがあるからです。

「自律神経」は大脳の視床下部というところでコントロールされています。

そして、視床下部にすぐ下には様々なホルモンを分泌する「脳下垂体」というところがあり、この脳下垂体は視床下部にコントロールされています。

逆に視床下部はホルモンの影響を受けるため、女性ホルモンの変化のリズムが自律神経の働きにも影響を及ぼします。

女性ホルモンのバランスが不安定になると、それにつられて自律神経のバランスも不安定になり心身に様々な症状があらわれてくるのです。

そして、自律神経の乱れはストレスが最大の要因といわれています。

ストレスを溜めないようにしなければなりませんが、

でも、それが一番難しいのですよね・・・

我々 鍼灸師は「自律神経の調整には鍼灸治療がとても効果がある!!」と自負しております。

自律神経の乱れによるつらい症状でお悩みなら、是非鍼灸治療を受診してみてください。
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【三重県松阪市】はり きゅう 整体 ひかり堂
http://hikarido.net/
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“梅雨だる”って何?

いよいよ東海地方も梅雨入りとなりました。

この梅雨の時期は特に心身に様々な不調があらわれやすくなりますが、この時期特有の不調を「梅雨だる」というそうです。

<梅雨だるの主な症状>

~からだの症状~

・身体が重く、だるい
・肩こりがひどい
・頭痛やめまいがおこる
・朝起きにくくなる
・むくみやすい 等

~心の症状~

・やる気がでない
・憂うつな気持ちになる
・集中力が続かない
・イライラしたり、不安感に襲われる 等

<なぜ、梅雨だるはおこるのでしょうか?>

梅雨だるの要因のひとつは低気圧による自律神経の乱れ。
梅雨は雨が多く、低気圧の日が続きます。

低気圧の時は身体はリラックスモードの副交感神経優位の状態が続きます。
「副交感神経優位ならいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は活動モードの交感神経への切り替えが行いにくくなります。

低気圧に加え、朝晩や日毎の寒暖差が心身のストレスとなり様々な症状があらわれやすくなります。

ふたつ目の要因は、「湿邪(しつじゃ)」。

心身に不調がおこるような湿気や湿度のことを東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。

湿度の高い状態では身体は汗など水分を外に排出しにくくなり、体内に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなります。

<梅雨だる対策>

なんといっても規則正しい生活習慣が重要です。
「食事・運動・質の良い睡眠」が健康にはかかせません。

・朝 冷水で顔を洗う(シャキッとして交感神経を刺激を入れる)
・朝運動する。(ウォーキングやラジオ体操等)
・カーディガンなどはおるものを1枚持って、気温差に備える
・38℃~40℃くらいのお湯でゆったりと入浴する
・就寝1時間前から極力スマホは控える etc

☆ツボを押す

・豊隆(ほうりゅう)

外くるぶしと膝の下とのちょうど中間にあります。

からだの水分代謝を高め、”水”の流れを良くします。

また、胃経のツボで、胃の働きを高め食欲不振にも

       効果が期待できます。

・内関(ないかん)

手首のしわから指3本分下、腱と腱の間にあります。

低気圧の影響による頭痛やめまい、吐き気等に効果があります。

              また、精神的な安定を図る効果も非常に高いツボです。

梅雨だるを放置しておくと夏バテになりやすくなります。

生活習慣が乱れている方はこの機会に見直していってくださいね。

2019年6月7日 | カテゴリー : 自律神経 | 投稿者 : hikarido

急に手汗がでてくるんです・・・

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

当院には頭痛やふわふわめまい、耳鳴り、不眠、急な動悸・不安感、喉のつまり、胃の不調などいくつものつらい症状が同時に起こっている患者さんが多く来院されます。

病院で検査を受けても時に異常はなく、いわゆる”自律神経失調症”という診断をされます。

その中で「最近ひどい手汗をかくようになった」という症状もとても多い症状のひとつです。

車を運転していて信号待ちや渋滞になってきた時、人混みの中に入った時、電車に乗った時などに今まではなかった手汗をかくようになってきたというケースです。

「手に汗握る○○」という言葉があるように緊張や興奮した時は手に汗をかきやすくなります。

これは、汗を分泌する汗腺は自律神経の交感神経によってコントロールされており、緊張などによって交感神経が高ぶると汗をかきやすくなるからです。

そして、この交感神経が高ぶった状態が続くことで、精神的な緊張や興奮がそれほど強くなくても手に汗をかいてしまうという症状が起こってくるのです。

東洋医学では汗は“気”の働きによってコントロールされていると考えており、気の働きが弱っている「気虚」という状態では汗をかきやすくなります。

そして精神面をコントロールする“心”という臓器と密接に関係しています。

ですので、鍼灸治療では気の巡りを良くし、精神を落ち着かせる働きのあるツボを中心に刺激を入れ、自律神経を整えていきます。

もし緊張や不安で手汗をかいてきた時はこのツボを押してみてください。

<労宮(ろうきゅう)>

場所 手のひらの真ん中で、手を握った時手のひらに触れる中指と薬指の間。

このツボは精神を整えて疲労やストレスを軽減する働きがあり、緊張や不安が要因の手汗に効果があります。

今まではなかった手汗はいわゆる“自律神経失調症”の代表的な症状のひとつです。

手汗の改善にも鍼灸は非常に効果があります。

当院でも手汗の症状はほんとんどの方が改善していきます。

昨日来院されたAさん(女性・43歳)も喉のつまりや頭痛・肩こり・吐き気、動悸そして手汗という症状がありました。

4回目の来院でしたが、喉のつまりと吐き気、そして手汗の症状はほとんどなくなったとのことでした。

やはり鍼灸治療は「気・血・水の巡り」をよくして自律神経を整え、自分が持っている治る力(自然治癒力)を高めていく治療であるとあらためて感じました。

だから、様々な症状が同時におこってくる”自律神経失調症”に非常に効果があるのです。

自律神経の乱れによる不調でお悩みなら鍼灸治療をどうぞ。

2018年11月12日 | カテゴリー : 自律神経 | 投稿者 : hikarido

「脳脊髄液」をご存知ですか?

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

突然ですが、あなたは「脳脊髄液」(のうせきずいえき)をご存知でしょうか?

今日はあまり聞き慣れない言葉だと思いますが、「脳脊髄液」についてお伝えします。

 

私が初めて「脳脊髄液」という言葉を知ったのはもう20数年前になります。

会社の同僚が交通事故にあってしまい、それ以来1年近く頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、倦怠感などに悩まされ、色々な検査をしてようやく「脳脊髄液減少症」と診断されたことでした。

交通事故の衝撃によって脳脊髄液が少しずつ漏れ出ていたことが要因だったそうです。

 

「脳脊髄液」とは脳から脊髄を包む膜の間を満たしている無色透明の体液のことで、

☆脳と脊髄を保護する

☆脳と脊髄を循環し老廃物を排泄する

という働きがあります。

 

 

<脳脊髄液の流れが悪くなると>

・脳が圧迫され「頭痛」がおこりやすくなり、悪化すると「水頭症」を引き起こす

・自律神経が乱れやすくなる(動悸、めまい、耳鳴り、不眠、倦怠感や精神的な不調)

・自然治癒力や免疫力が下がる

 

⇒ 脳脊髄液が滞ることなく正常に循環することが、健康な心身にとって非常に重要なのです!!

 

心身に様々な不調があるのに病院で検査を受けても「異常ありません」といわれ、途方に暮れている方がとても多いですが、あなたの不調は「脳脊髄液」の循環を改善すれば良くなるかもしれません。

 

ちょっとPRさせて頂きますが、当院では1回の治療の中で「鍼灸」と「整体」を組み合わせた施術を行っていきます。

そして、整体施術は

1.骨盤や背骨、頚椎(首の骨)のゆがみを整えること

2.脳脊髄液の循環を良くすること

を目的にしています。

そして、この「脳脊髄液」の循環を改善する整体施術と、鍼灸治療の組み合わせは非常に相性が良く、自律神経を整えるうえですごく相乗効果があると実感しています。

もしあなたが心身の不調があるのに検査しても「どこも異常はありません」といわれたのなら、一度ひかり堂にお越しくださいませ。

あなたと同じような状態でお悩みだった多くの方々が以前のような笑顔を取り戻しておられますので(^v^)

 

 

2018年5月8日 | カテゴリー : 自律神経 | 投稿者 : hikarido