不眠を解消するために絶対に必要な2つの条件

こんにちは ひかり堂の齋藤です。

前回は不眠の原因についてお伝えしました。

その中で病気や症状など身体的な要因による不眠は、その病気や症状を治すことで解消されていく不眠です。

今日は身体的な要因以外の不眠症を解消するための条件をお伝えします。

不眠症を根本的に改善するために絶対に必要なことが2つあります。

①睡眠ホルモン「メラトニン」がきちんと分泌されていること

睡眠には「メラトニン」という眠気を促すホルモンが大きく関係します。この「メラトニン」というホルモンがきちんと分泌するには、神経伝達物質の「セロトニン」が十分に分泌されていることがとても重要となります。

セロトニン」には「メラトニン」の生成を促す働きがあります。

つまり「メラトニン」は「セロトニン」を原料として作られるため、セロトニンが不足していると睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌が少なくなるため 不眠症になりやすいのです。

また、この「セロトニン」は心を穏やかに安定させる働きがあり、うつ病やパニック障害などの改善にも欠かせない物質として知られています。

②副交感神経優位の状態となること

人間は本来は朝から夕方までは交感神経が活発に働き、夕方以降は交感神経の働きが弱まり、副交感神経が働きはじめることで”眠るモード”に切り替わっていきます。

しかし、不眠症の方の多くは夜になっても自律神経のスイッチが切り替わらず、交感神経が緊張している状態となっており身体が眠る準備を始められないのです。

睡眠にとって、寝る2~3時間前には自律神経のスイッチが切り替わり副交感神経優位の状態になっていることがとても重要です。

不眠には安定剤や睡眠導入剤、睡眠薬など薬による治療が主流となっています。

不眠が長引けば精神的にも肉体的にもつらくなり、他の症状や病気を引き起こす可能性が高まりますので、まずは不眠自体の症状を抑えるという意味で、薬の服用は重要だと思います。

しかし、薬の服用が長期間に及ぶと依存性や副作用のリスクも高まってきます。

本来人間が持っている“眠る”という行為を薬に頼らず自分自身の力で取り戻していくことが大切だと考えています。

そのためには

・メラトニンの分泌を高めること

・眠る前には副交感神経優位の身体になること

が絶対必要なことなのです。

次回は具体的にどうすればいいのかについてお伝えします。

それでは おやすみなさい(-_-)zzz