不眠を改善するために習慣にすべきこと その①

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

前回は不眠を改善するために絶対に必要な2つの条件をお伝えしました。

1.メラトニンをきちんと分泌する身体になること

2.夜は副交感神経が優位になること

今日はそのために習慣にしてほしいこと その①として

メラトニンをきちんと分泌するための行動についてお伝えします。

メラトニンを多く分泌するために習慣にしてほしいことが2つあります。

1.「トリプトファン」を意識して摂取すること

前回メラトニンをきちんと分泌するためにはセロトニンの分泌が重要であるとお伝えしました。

そのセロトニンの生成の材料となるのが「トリプトファン」という物質です。

トリプトファンとは、人体に必要不可欠で体内では生成することができない必須アミノ酸の一種です。

このトリプトファンを多く含む食品を意識して取り入れてください。

トリプトファンを多く含む主な食品は以下のとおりです。

豆乳、大豆、納豆、米、バナナ、パイナップル、アボガド、緑黄色野菜、赤身の魚、豚肉、チーズ、アーモンド等

当たり前のことですが、極端に偏らず、バランスの良い食事を心掛けてくださいね。

そして

トリプトファンを多く含む食品を摂取 → セロトニンが生成 → メラトニンが分泌 → 不眠の解消

という一連の流れを作ってほしいのです。

2.朝日を浴びながら軽い運動する

太陽光を浴びながらウォーキングなど軽い運動をすると交感神経が刺激され、セロトニンの分泌が活発になります。

そして、セロトニンが分泌されてから、およそ14時間~16時間後にメラトニンの分泌が始まります。

ウォーキングなど運動な苦手な方は、部屋のカーテンをあけ、朝日を取り込むことを意識するだけでも効果が期待できるそうです。

つまり、朝日を浴びることでセロトニンが分泌され、体内時計に予約が入り夜にメラトニンが自然に分泌されるようになります。

例えば朝6時半からウォーキングの習慣をつけると、夜の8時半くらいからメラトニンが分泌される身体になっていくのです。

いかがですか?

できそうですか?

せめて朝カーテンくらいはあけてくださいね(笑)

1日や2日実行したくらいでは何も変わらないと思いますが、1ヶ月、3ヶ月、半年と継続していくことで確実に身体に変化がおこってくると思います。

まずはセロトニンを増やして、メラトニンをきちんと分泌させましょう。

次回は「夜に副交感神経優位になるための行動」についてお伝えします。