こんにちは、“心とからだのトータルケア” ひかり堂院長の齋藤です。
今日は不眠に対する鍼灸治療の効果についてお伝えします。
当院には頭痛やめまい、動悸や不安感など様々な症状が重なっておこっている患者さんが多くいらっしゃいます。
そしてそのつらい症状の中のひとつに「なかなか寝付けない」とか「何回も目が覚める」などといった不眠症の症状が入っています。
病院で検査をしても特に異常はなく、「自律神経失調症」や「不安神経症」という診断をされ、診療内科を勧められるケースが多くあります。
病院では不眠に対しては睡眠導入剤や精神安定剤を処方されることが圧倒的に多く、それに対してすごく抵抗がある患者さんも多いのもまた事実です。
当院では不眠に対しても鍼灸治療を中心に行っていきます。
鍼を打って10分~15分ほどそのままの状態でいてもらうのですが、その時に眠ってしまう方もいらっしゃるほどリラックス効果は高いと感じます。
また、治療を受けて頂いた日は「朝までぐっすり眠れた」とおっしゃって頂く患者さんもひとりやふたりではないので、やはり“眠る”ことに対しては効果的なのではないかと考えています。
鍼灸治療の効果として
1.痛みの緩和
2.血流改善
3.免疫力の向上
4.自律神経の調整
が代表的な効果として知られています。
そして最近では様々な研究機関によって、鍼灸治療により”セロトニン”の分泌が増えることが証明されてきています。
睡眠とセロトニンの関係については何回もお伝えしてきたとおり密接に関っています。
鍼灸治療によってセロトニンの分泌が増えるということは、不眠症に対して有効であるという裏付けになるのではないかと思います。
ただ深刻な不眠症に対しては1~2回鍼灸治療を受けただけで簡単に改善することは難しいと考えています。
最初は薬物治療と鍼灸治療を併用し、その間に生活習慣を見直し、根本的に体質を変えていくという気持ちが何よりも大切だと思います。
人間の3大欲求は「食欲」・「性欲」・「睡眠欲」といわれるほど「睡眠」は生理的な欲求なのです。
ですから“眠れない”ということは本来はあり得ないはずなのです。
不眠症は必ず改善されていく症状です。
だから大丈夫ですよ、焦らずゆっくりと・・・(^v^)
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