こんにちは、 ひかり堂の齋藤です。
突然ですが、「身体表現性障害」という病気はご存知でしょうか?
聞き慣れない病名だと思いますが、当院にはまれに「身体表現性障害」と診断された患者さんが来院されます。
この病気は自律神経失調症と同じように、身体的な疾患や異常がないにも関らず様々な痛みなどの身体症状が持続する病気の総称です。
つまり、検査をしてもどこにも異常がないのに身体に痛みやしびれ、違和感などの症状があり、「どこも異常がない」という結果に納得できず「身体に異常があるはずだ」という考えを捨て切れず、こだわってしまい、ますます痛みなどの症状が悪化していく病気です。
私にはドクターが「自律神経失調症」と「身体表現性障害」をどのような基準で診断されるのかはわかりませんが、症状に対しての不安やこだわりなど“心的要因”が非常に強い場合は「身体表現性障害」と診断されるケースが多いように感じています。
当院では自律神経失調症や身体表現性障害と診断された患者さんにはまず
「どこにも異常がないのですから良かったですね。」
とお伝えしています。
検査でどこにも異常がないのですから、生命に危険が及ぶような重大な病気ではないということを理解して頂きたいからです。
ほとんどの患者さんはきょとんとした顔をされますが・・・
特に身体表現性障害の方には不安感やこだわりを和らげることを最も重視して治療にあたります。
自律神経の乱れや心身のストレスが要因であれば、それらが整えば必ず症状は治まります。
はい、そうです 必ず良くなります!!
それは鍼灸治療が最も得意とする分野だからです。
つまり鍼灸治療は自律神経を整え、患者さん自身の力で本来持っている”回復する力・治る力”を目覚めさせていくことに優れた治療だからなのです。
検査をしてもどこも異常がなく「自律神経ですね」といわれてお悩みのあなた。
是非お近くの鍼灸院を受診してみてください。
大丈夫ですよ、必ず良くなりますよ。