うつ病の4つの原因

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日はうつ病の原因について。

なぜうつ病になるのかというはっきりとした原因はまだ解明されていませんが、これといったひとつの原因だけでなく、ストレスなど様々な要因が重なり合って発症すると考えられています。

そして、うつ病の原因は大きく4つの要因があると考えられています。

1.精神的・環境的ストレス

ストレスはうつ病の発症の大きな要因となります。

・家族など親しい人との別れ

・失業や退職、異動・昇進・介護など激務や過労による心身の過度なストレス

・結婚・妊娠・出産・引越しなど環境の変化

・家庭や職場などの人間関係

・気圧や気温の急激な変動

2.性格・思考

真面目で熱心、責任感や正義感が強く、自分を抑えてでも他者と協調していくような性格で一般的に「いい人」、「信頼できる人」。反面自分を犠牲にしすぎたり、融通が効かず環境の変化に弱い面があるタイプ →(メランコリー親和型性格)

また逆に自己愛が強く、他罰的で責任感に乏しく逃避的、反面他人から良くみられたいという気持ちが強いタイプ → (ディスチミア親和型性格)

3.遺伝的要因

うつ病は遺伝的影響があると考えられており、片親がうつ病であった場合に子供が発症する確率は健常者の2~3倍といわれています。しかし、その影響は大きいものではなく、“ある程度”、“少しは・・・”といった程度のものです。

4.身体的疾患による要因

ケガや病気がきっかけとなりうつ病を発症するケースです。

頭部への外傷・脳梗塞・くも膜下出血など

個人的にはやはりストレスが発症の大きな要因や引き金になることが多いと感じていますが、うつ病は様々な要因が複雑に重なり合っているのですね。

次回はうつ病のメカニズムについてお伝えします。