5つのタイプの”うつ病”

こんにちは、「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

今日から7月。もう半年が過ぎてしまいましたね。

明日からしばらくは暑い日が続く予報です。

からだが慣れるまで大変ですが頑張りましょう。

今日はうつ病の種類についてお伝えします。(発症のメカニズムについてお伝えする予定でしたが、また次回以降とさせて頂きます)

うつ病は大きくは「気分障害」のひとつですが、その症状による分類の考え方はいくつかあります。

ここでは大きく5つのタイプとして分類してみました。

1.単極性うつ病(大うつ病性障害)

一般的にイメージされる“うつ病”です。気分の落ち込み、意欲の低下、興味や喜びの喪失などの症状が続きます。そして再発する確率も高いといわれているタイプです。

2.双極性うつ病(双極性障害)

“躁”と“うつ”の状態が繰り返しあらわれます。躁の時は気分が明るく、意欲が高まりいわゆる“ハイテンション”な状態になります。しかし、うつ状態になると全く別人のようになってしまうタイプです。

3.仮面うつ病

気分の落ち込みや意欲の低下、興味や喜びの喪失など“心”の症状はあまり目立たず、不眠や倦怠感、動悸、息苦しさなど“身体”の症状が目立つため身体の病気という仮面をかぶったうつ病という意味で「仮面うつ病」と呼ばれています。心の症状が目立たないのでうつ病とわかりにくいことが特徴となります。

4.季節性うつ病

大半が秋~冬にかけてうつ病の症状があらわれることが特徴です。他のうつ病と違い、その季節が終わると症状はよくなります。これは日照時間が大きく影響していると考えられています。

5.非定型うつ病(新型うつ病)

症状や特徴が従来のうつ病と大きく異なるタイプで近年非常に増加しているうつ病です。

仕事や学校などの日は憂うつで落ち込みや沈んでいるのに、休日や趣味などの時は元気で全くうつ症状がでないことが大きな特徴です。

つまり好きなことなら元気で前向きに取り組めるが、そうでないことは憂うつで落ち込むという一見“気まぐれで甘えている”ように思われるような症状のあらわれ方をします。

また、なにかと他人のせいにしたり、責任感に乏しく逃避的なことも特徴といわれています。

このような傾向から「お天気屋うつ病」や「5時からうつ病」と呼ばれたりします。

うつ病というひとつの病気でもいくつかの種類があり、やはり非常にデリケートで難しい病気だと痛感します。