更年期障害とセックスの関係

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

今回は更年期障害とセックスとの関係についてお伝えします。

日本人は世界的にみてセックスレスの夫婦・カップルが多いそうですが、特に40代・50代の夫婦・カップルの半数以上はセックスレスといわれています。

そんな現状なので、「定期的にセックスの機会がある女性は更年期障害の症状が軽い」とか「セックスすると女性ホルモンの分泌が盛んになる」とかいわれたりしていますが、これは本当なのでしょうか?

これらはいわゆる“都市伝説”のようなもので科学的・医学的にきちんと証明されていることではありません。(少なくとも私はそのような医学的に証明されたものは知りません)

ただ、セックスによって心もカラダも満たされることで

☆“幸せホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」の分泌が高まる

☆感情や精神の安定に影響のある脳内神経伝達物質の「セロトニン」、「ドーパミン」の分泌が増えることは証明されてきています。

つまり、セックスによって幸福感や満足感を得られれば、脳は活性化され自律神経の働きもよくなり、結果として更年期障害の症状が緩和されることは十分に考えられます。

また、女性ホルモンの分泌の指令をだす脳の視床下部の働きが活性化されることで結果として女性ホルモンの分泌が調整されることもあり得ると思います。

ただし、イヤな気持ちでただ行為としてのセックスでは全く意味がありませんし、逆にストレスを感じてしまうことになってしまいます。

ストレスを感じるようであれば、自律神経が乱れ更年期障害の症状を悪化させてしまう可能性もあるのです。

最も重要なことは「気持ち(心)が満たされている」ということ。

セックスという行為自体が重要ではなく、その行為による“こころの潤い”が大切なのです。

スキンシップで十分です。触れ合うことで心が満たされればオキシトシンの分泌は高まります。

ちなみに鍼灸はオキシトシンの分泌が高まることが証明されています。

なので・・・ ゆらぎはじめたあなたは是非鍼灸治療も受けて下さいね。

2017年10月25日 | カテゴリー : 更年期 | 投稿者 : hikarido