足先が冷たくて眠れないあなたへ

 

早いものでもう12月も下旬となり、朝晩は寒さも厳しく冬の到来を感じるようになりました。

この時期になると、患者さんから「足先が氷のように冷たくて眠れません・・・」というお話を聞くことが多くなります。

足先が冷たい女性は本当に多いですよね。

体温自体は低くない(36度台)のに足先だけが冷える方は「末端冷え性」と呼ばれています。

末端冷え性の方には何といっても「天然温泉」に入浴することが非常に効果が高いといわれています。

天然温泉に入ると湯冷めせず、全身がぽかぽかしていると感じた経験のある方は多いと思います。

以前テレビで、重度の末端冷え性の方2名が天然温泉に1週間続けて入ったら2名ともに末端冷え性が改善したという特集を見たことがありました。

でも、毎日天然温泉に入ることは現実には難しいですよね・・・

 

そこで足先が氷のように冷たくて眠れないあなたにオススメの入浴法をご紹介します。

それは足の「温冷交互浴」です。

熱めのお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法を温冷交互浴といいます。

お風呂でしっかり温まっても、冷え性の人は体がすぐに冷えてきてしまいますよね。

温まって広がった血管が、湯上り後も広がったままの状態、どんどん熱が体外へ放出されてしまうのが原因といわれています。

逆に冷たい水風呂に入ると血管は収縮し、体熱が逃げるのを防ぎます。

湯と水を交互に浴びる温冷浴は、そのたびに血管が拡張と収縮を繰り返し、ポンプのように血液を先に押し出していきます。

その結果 、全身の血行が高まり、冷えやこりの改善に繋がっていきます。

これを足先にするのです。

 

<足先の温冷交互浴のやり方>

・まずは40℃~42℃くらいのお湯にゆったりと入ります。

  • 湯舟からでたら、足先にシャワーで水を掛けるか、水をはった洗面器などに足先(くるぶしくらい)をつける(10秒~20秒秒くらい)
  • 水をかけた後1分くらい足湯のイメージで湯舟に足をつける(寒い場合は全身浴)
  • これを3回~5回くらい繰り返す

最後は水で終わるといいですが、慣れるまでは温水で終わってもOKです。

末端の毛細血管が拡がり血流がよくなることで、足先が温まり湯冷めしにくいという効果があるといわれています。

最初は足先に水を掛けたらものすごく冷たいと思いますが、1週間くらいで慣れてきますので是非継続してみて下さい。

足先が氷のように冷たいあなたも温冷交互浴で今年は足先がポカポカになってぐっすり眠れるかもしれませんよ。

 

あらためて「自律神経」とは?

早いもので今年も12月となり残り3週間余りとなりました。

今年は寒暖差が大きく、もうインフルエンザも流行しており体調管理が大変ですね。

そして、今年はテレビや雑誌、ネットでも「気象病」や「寒暖差疲労」、「自律神経の乱れ」というワードを頻繁に見聞きしたように思います。

ということであらためて今日は「自律神経」について。

自律神経とは、脳の視床下部という部位から指令が出され、自分の意思とは関係なく身体の機能を無意識の状態で活動させる神経のことです。

内臓の働きや血管の収縮、脈拍、体温や汗の調節などは自分の意思に関係なく、意識しなくても当たり前に活動し調節しています。

例えば腕を上げようと思えば腕を上げられますが、胃を動かそうと思っても動かせませんよね?

そして、自律神経には交感神経副交感神経という2つの神経があります。

☆交感神経 →  活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働く

☆副交感神経 → 休息している時、リラックスしている時、眠っている時に働く

 このふたつの神経は、まるでシーソーのように交互にバランスをとりながら働いています。

主に昼間は交感神経が働いて、心身が活動しやすい状態にし、夜間は副交感神経が強まり、昼間の活動での溜まった疲労やダメージを回復させていきます。

ふたつの神経が相互にバランスよく働くことによって、私たちの心と身体は健康的に維持されています。

つまり自律神経の乱れとは「交感神経」と「副交感神経」のバランスが乱れるということなのです。

当院にも病院で様々な検査をしても特に異常はなく、自律神経の乱れが要因によるつらい症状でお悩みの患者さんが多く来院されています。

<当院の患者さんの主な症状>

☆頭痛・めまい・動悸・過呼吸・不眠・不安感・胃腸の不調・メンタル症状(パニック障害やうつ)など

最近では胃腸の不調は「機能性ディスペプシア」や「過敏性腸症候群」と診断をされ、薬を服用しているが症状が改善しないといった患者さんが増えてきました。

<なぜ自律神経は乱れるのか?>

自律神経が乱れる最大の要因は「ストレス」です。

ストレスというと精神的なものというイメージがありますが、精神的なものだけではなく、肉体的なものも含めてストレスになります。

大きくは4つあります。

1.精神的ストレス 

一般的に考えられているストレスで職場や家庭、学校などでの極度の緊張や苦痛、不安、怒り、恐怖、悲しみなどによるもの。意外ですが、嬉しいや楽しいといった感情も過度になりすぎるとストレスとなります。

2.構造的ストレス

骨盤や背骨・頚椎・頭蓋骨などのゆがみから身体全体が緊張し、脳にストレスを与えるもの。神経の伝達や血液やリンパ液、脳脊髄液の流れにも影響していきます。

3.科学的ストレス

花粉や黄砂、排気ガス、たばこ、最近ではスマホやパソコン等のブルーライト、電磁波も科学的ストレスとして心身に大きな影響があるといわれています。

4.環境的ストレス

暑い、寒い、冷たい、蒸し暑いなど気温や湿度、台風やゲリラ雷雨など急激な気圧の変動によるもの。

例えば寒い日に暖房の効いた部屋からお風呂やトイレなどに行くことでも、身体には相当なストレスとなります。

これらのストレスは精神的にも肉体的にもダメージをかけていき、自律神経を乱しいわゆる”自律神経失調症”となり、心身に様々な症状を引き起こしていきます。

そして、「食事・運動・睡眠」を中心とした日常の生活習慣の乱れによって自律神経はさらにバランスを乱していき、ストレスに対抗する力やストレスをやり過ごす力を弱めてしまうのです。

<規則正しい生活習慣が大事です>

・朝の日光を浴びる

朝起きたらまずはカーテンを開けて日光を浴びましょう。

陽ざしを浴びることで体内時計がリセットされ活動の神経である交感神経のスイッチが入ります。

また、朝の日光を浴びることで幸せホルモンとよばれている「セロトニン」の分泌が高まり、自律神経を整える能力が高まります。また、朝のセロトニンの分泌により睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌を促進し、睡眠の質の改善にも効果が期待できます。

・軽い運動を心掛ける

適度な運動は血流を良くしストレス解消にも非常に効果的です。

まずはウォーキングや散歩、ストレッチなど無理のない範囲で身体を動かしましょう。

近年は「筋トレ」が特にメンタルの安定に良いという研究結果も報告されています。

・お風呂に浸かる

冬でもシャワーで済ませる方も多いようですが、夜に少しぬるめのお風呂(40℃くらい)にゆっくりと浸かることで副交感神経が優位になり、心身がリラックスし質の良い睡眠につながります。

・就寝の1時間前にはスマートフォンは控える

就寝直前までスマートフォンを見ているとブルーライトや電磁波で自律神経が乱れ、交感神経が高ぶり睡眠に悪影響がでるといわれています。

・腸内環境を整える

腸は”第二の脳”と呼ばれ、ストレスや緊張などの影響を受けやすい臓器です。腸が不調(下痢や便秘など)の状態では副交感神経の働きが低下してしまいます。「腸活」を習慣にしましょう。

☆朝起きたらコップ1杯の白湯・水を飲む

☆食物繊維や乳酸菌(納豆やヨーグルト)を積極的に摂取する

☆夕食後は就寝まで飲食を控える

上記のように日常生活を見直すことで規則正しい生活習慣につながり、ストレスに強い健康的な心と身体づくりに役立ちます。

何かひとつからでも継続して実践してみて下さい。

ストレスを軽減し自律神経を整えるには、まずは生活習慣を整えることが重要ですが、以前書かせて頂いた下記のブログも参考にしてみてください。

⇓ ⇓ ⇓(クリックしてください)

ストレスを解消する”あいうえお”の習慣 | ひかり堂 頭痛・肩こり・自律神経失調症・パニック障害・不妊サポートの鍼灸&整体治療 (hikarido.net)

2023年12月6日 | カテゴリー : 自律神経 | 投稿者 : hikarido

“鍼灸はどんな効果があるのですか?”

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

11月も下旬になり朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。

日中との寒暖差が大きいので自律神経が乱れやすく、何かと心身の不調で来院される患者さんが多いです。

当院に初めて来院される患者さんの実に90%近くは「今まで一度も鍼灸治療を受けたことがありません。」とおっしゃいます。

日本の鍼灸の受療率(鍼灸治療を受けたことがある率)は7%~10%と言われています。

つまり、日本人の100人に7~10人くらいしか鍼灸治療を受けたことがないということになります。

鍼灸師にとって本当に寂しいことです・・・

なので、「鍼灸治療はどんな効果があるのですか?」と聞かれることが多々あります。

ナチュマリーバランス®

このブログでも何回かお伝えしていますが、鍼灸治療で科学的・医学的に証明されていることがあります。

1.「エンドルフィン」というモルヒネのような脳内鎮痛物質が分泌される。

→ 痛みを緩和する効果!

2.こり固まった筋肉に鍼を刺すことで周辺の筋肉内に血液が集まる。

→ こりを和らげ、血流を改善する効果!

3.鍼や灸をすることで患部周辺の白血球が増加する

→ 免疫力を高める効果!

4.オキシトシン、セロトニンの分泌が高まる

→ 自律神経(交感神経と副交感神経)を整える効果!

 不安感や抑うつ気分を和らげ、精神的な安定を図る効果!

これらは科学的・医学的に証明されています。

そして世界保健機構(WHO)は多くの疾患について鍼灸治療の適応症として認めています。

主な適応疾患は以下のとおりです。

Ⅰ.運動器疾患

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・腰痛・外傷の後遺症(骨折・打撲・むちうち・捻挫)・腱しょう炎等

Ⅱ.呼吸器疾患

急性気管支炎・気管支喘息・風邪等

Ⅲ.眼科疾患

急性結膜炎・中心性網膜炎・近視・白内障

Ⅳ.神経系疾患

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・パニック障害・頭痛・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

Ⅴ.消化器系疾患

胃炎・下痢・便秘・胆のう炎・肝機能障害・十二指腸潰瘍等

Ⅵ.循環器系疾患

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ等

Ⅶ.代謝内分泌系疾患

バセドウ病・糖尿病・痛風・貧血・膀胱炎・尿道炎・ED等

Ⅷ.婦人科疾患

更年期障害・生理痛・月経不順・冷え性・白帯下・不妊等

Ⅸ.耳鼻咽喉科疾患

中耳炎・耳鳴り・難聴・メニエール病・鼻炎・蓄膿症・扁桃炎等

Ⅹ.小児科疾患

夜泣き・かんむし・夜尿・小児喘息・アレルギー性湿疹等

日本では鍼灸治療はお年寄りの肩こりや腰痛の緩和というイメージが強いかもしれませんが、世界的には幅広い疾患に広く取り入れられている治療となっています。

病院などの薬を続けても症状が変わらないような慢性的な症状は体質を改善していくことで良くなっていくことが多くあります。

鍼灸治療はあなた自身の”治る力”(自然治癒力)を目覚めさせることで、根本的に健康な身体に回復していくことを目的とした安心・安全な治療法なのです。

鍼灸が日本人にとってもっともっと身近な存在になれるよう、鍼灸師のひとりとしてこれからも頑張っていきたいと思います。

”秋バテ”の時期になりました

 

9月ももう終わろうとしていますが、日中は30℃を超える日が続くなどまだまだ暑いですね。

それでもようやく朝晩は涼しさを感じるようになってきました。

ここ数日はメディアで“秋バテ”という言葉をよく聞くようになりました。

もう定着した言葉になりつつありますが、夏バテではなく、秋バテです。

 

秋バテとは、病名や医学的な用語ではなく、夏から秋への季節の変わり目におこる体調不良の総称です。

<秋バテの主な症状>

・頭痛、めまい、肩こり、倦怠感、胃腸の不調、動悸、息苦しさ、不眠等

・イライラ、不安感、気分の落ち込み等メンタルの不調

 

秋バテの最大の要因は自律神経の乱れです。

そして、秋バテは特に心の不調が伴いやすいといわれています。

 

<なぜ自律神経が乱れるのか>

  • 朝晩と日中との寒暖差が大きい
  • 夏の猛暑による疲労の蓄積
  • 日照時間の減少によるセロトニンの分泌不足

 

心にも身体にも様々な症状が同時に起こることは自律神経が乱れた時の典型であり、日照時間の減少によるセロトニン不足は精神的な不調が現れやすくなります。

ご存じのとおり、セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、脳の興奮を鎮静化し、不安や恐怖をコントロールします。

昔から“秋はもの悲しい季節”といわれる所以です。

 

<対処法>

このブログで何度も同じことをお伝えしていますが、何といっても暴飲暴食や夜更かしなどを控え、規則正しい生活習慣を整えることが重要です。

そして、特に以下の点を心掛けて頂きたいと思います。

1.入浴時はゆったりと湯舟につかる

入浴をシャワーで済ませる方もいらっしゃいますが、40℃くらいのお湯に10分~15分程度肩までゆったりとつかりましょう。

2.身体を動かす

ウォーキングやなるべく階段を使う、軽い筋トレやスクワット等意識して身体を動かしましょう。

特に朝日を浴びることでセロトニンの生成が活発になるといわれていますので、朝のウォーキングはお勧めです。

3.ゆっくりと深呼吸をする

ゆっくりと深い呼吸をすることは自律神経を整えるのに効果的です。胸式呼吸でも腹式呼吸でもどちらでも問題ありません。

「4秒で吸って、7秒で吐く」を目安に行いましょう。

普段の生活から自律神経を整えることに少しだけ意識を向けて何か実行していくことで身体は対応していきますので、少しずつつ取り入れてみてくださいね。

 

”早起きは三文の得”があるの?

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日はことわざシリーズです。

「早起きは三文の徳(得)」

ということわざがあります。

由来は諸説様々ありますが、早起きをしたらいいことがあるという意味の内容が多いです。

(早起きをして堤防の土を踏み固めたら三文もらえるとか、早起きをして仕事にいく途中に三文拾ったとか・・・)

そして日本に限らず早起きをするといいことがあるという意味のことわざは海外にも多くあり、やはり早起きは何かいいことがあるのだと思います。

日本ではほんの数十年前まではコンビニやドンキホーテもなく、パソコンやスマホもなく、基本的に夜勤もなく、深夜番組もなく、夜はすることがないので早寝早起きが普通でした。

この「早起きは三文の得」というのを「早寝早起きは三文の得」と解釈して、現在の生活に当てはめてみるとやはりすごくいいことがあります。

1.セロトニンの分泌が高まる

このブログで何度もお伝えしていますが、朝日を浴びると脳内の神経伝達物質「セロトニン」の分泌が高まります。

セロトニンの分泌が高まることで精神的に安定し、自律神経を整えます。

自律神経のバランスが整うことで活動と休息のメリハリのある心と身体になります。

そしてセロトニンは睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌を促進し、規則正しい睡眠リズムを整えることで質の高い睡眠が得られるようになります。

2.成長ホルモンの分泌が高まる

成長ホルモンは代謝を促す働きがありますので、肌の“ターンオーバー”(生まれ変わり)にも大きな影響があります。

成長ホルモンは22時~2時頃に分泌のピークを迎えるそうでこの時間帯に寝ていることで“美肌”が作られます。

また、基礎代謝が上がることで“太りにくく、痩せやすい”身体になります。

成長ホルモンは美肌にもダイエットにも効果があるのです。

3.集中力や“ひらめく力”がアップする

脳の活動が高まるのは起床してから1~2時間後といわれています。

早起きをすることで、朝から脳がしっかりと働き集中して“いい仕事”ができます。

また素晴らしいアイデアや問題の解決策など”ひらめき”も浮かびやすい脳になるといわれています。

私はもうオジサンなので、この時期だと目覚まし時計なしで朝5時くらいに起きています。(勝手に目を覚ましてしまいます)

毎朝20分程度散歩をしますが、早朝は静かで空気もよく気持ちいいです。

それだけでも十分に“得”した気分になります。

ちなみに三文は今の価値で100円程度だそうですが、これだけいいことがあるのなら美と健康にとっては一体どれくらいの価値があるのでしょうね。

明日から早寝早起きの生活を目指してみませんか?