パニック障害に対する心理療法

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

今日は心理療法について。

ウィキペデアで検索すると
心理療法とは「物理的または科学的手段に拠らず、教示、対話、訓練などを通して認知・情緒・行動などに変容をもたらすこと」とあります。

つまり薬物等で脳内伝達物質の分泌などをコントールするのではなく、精神面へのアプローチによって潜在意識や考え方を変えていく手法です。

心理療法は

☆心理カウンセリング

カウンセラーとの対話により、患者さん自身によって心や考え方を整理し問題を解決していく糸口をみつけていきます

☆認知行動療法

・認知療法

患者さんの考え方や受け取り方(認知)に働きかけ、考え方のクセやゆがみを修正し気持ちを楽にしたり、行動をコントロールしていきます

・行動療法(エクスポージャー法)

過呼吸発作などが起こり、行けなくなってしまった場所や場面に接することで、少しずつ不安感や恐怖感を軽減していきます

☆自律訓練法

自己催眠(自己暗示)により意識的に心身のリラックス状態をつくり、自律神経のバランスを整えていきます

それぞれ手法に違いはありますが、パニック障害においては「認知行動療法」が最も効果的だと感じています。

<なぜパニック障害に認知行動療法が効果的なのか?>

認知行動療法は過度なストレスや不安・恐怖に対する偏ってしまった(歪んだ)考え方・受け取り方を現実的で柔軟な考え方に戻し、問題に対処していけるようにしていく心理療法です。

気持ちが大きく動揺したり、不安になった時などに瞬間的に頭に浮かぶ考えやイメージ(自動思考)に対し、それがどれくらい現実と食い違っているかを検証し、理解し、現実に沿ったバランスの良い考え方ができるようしていくことを目的とします。

具体的にはパニック発作で「死んでしまうのではないか」という過度な不安や恐怖への思い込みを修正していくことや、怖くて行けない場所にあえて行くという「エクスポージャ」という行動療法を行います。

認知行動療法では、達成したい目標を決め、そこまでに簡単な課題から少し困難な課題までをいくつか設定し、ひとつづつ、一歩づつ課題を達成していくことで成功体験を積んでいきます。

例えば 発作が不安でスーパーに買物に行けない患者さんがひとりで人混みのスーパーに行けるようになることを目標にしたとします。

パニック発作は治まっていますが、まだ予期不安や広場恐怖(外出恐怖)が強くある状態。

①家族や友人と一緒にスーパーの駐車場まで行く(入店しない)

②ひとりでスーパーの駐車場まで行く(入店しない)

③人が少ない時間帯に家族や友人とスーパーに入店し、売場を回って出てくる
(買物はしない)

④人が少ない時間帯に家族や友人とスーパーで簡単な買物をする

⑤人が少ない時間帯にひとりでスーパーに入店し、売場を回って出てくる
(買物はしない)

⑥人が少ない時間帯にひとりでスーパーで簡単な買物をする

これらの行動を地道に行い少しづつ成功体験を積み重ね、自信を取り戻していくことで不安感や恐怖心を取り払っていきます。

当院でも患者さんには、この成功体験を積み重ねることの重要性をお話して少しづつ行動してもらいます。

患者さんが回復していく過程をみていると、パニック障害においてはこの認知行動療法は非常に重要だと感じています。

是非実践みてください。

“冷え性”になる2つの原因

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

ここ数日 朝晩の冷え込みが厳しいですね。

当院の患者さんも”冷え性”の方が多いです。

ということで今日は”冷え”の原因についてお伝えします。

冷えの原因は大きく2つあります。

1.身体の中の熱を作り出す力が弱い

2.手足の末端の毛細血管まで血液が行き渡らない

人間には外部環境が変化しても体内環境を一定に保つ力(ホメオスタシス)があり、体温や血圧や血流量も常にほぼ一定に保たれています。

つまり身体が熱を作り出し、その熱が手足の末端まで行き届けば冷えることはないのです!

ではなぜ“冷え性”になるのでしょうか?

<熱を作り出せない理由>

・熱を作り出す元になる筋肉量が少ない 

・運動不足

・身体を冷やす食生活をしている

・ダイエット目的の誤った食事制限

・薬などの影響

<手足の末端の毛細血管まで血液が行き渡らない理由>

○自律神経や女性ホルモンバランスが乱れている

 → 交感神経の働き過ぎにより常に血管が収縮している

○下着などにより身体を締め付けている

 → 血管を圧迫し血流が悪くなる

○食べ過ぎによって食物を消化するために胃腸に血液が集まりすぎる 

→ 手足の末端まで血液がいかない

そして“冷え性”は特に女性に多いというイメージがありますが、男性は30%ほど、女性はなんと約70%~80%の方が“冷え性”だと自覚しているそうです。

やはりイメージどおり”冷え性”の女性は多いのです。

<なぜ女性に冷え性が多いのでしょうか?>

女性は男性に比べ

☆骨格的に筋肉量が少ない

☆生理がある

⇒ 自律神経や女性ホルモンのバランスを崩しやすいため元来男性よりも冷えやすいのです。

“冷え”、特に”女性の冷え”は様々なリスクを引き起こします。

”7秒ハグ”のすすめ

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

最近 「7秒ハグ」というベルメゾンのホットコットという商品のテレビCMを見ました。

心が暖かくなるすごくいい内容だなぁと感心しています。

母娘や夫婦など家族やパートナーとハグをするシーンが流れるだけなのですが、すごく癒されるのは私だけでしょうか?

ということで、今日は「7秒ハグのすすめ」です。

<7秒ハグするといいことあるの?>

愛しい人とハグをするといいことがたくさんあります。

・幸せな気持ちになる

・身体の緊張が緩む

・心が落ち着く

・前向きな気持ちになる

<なぜ?>

以前ブログでも同様な内容をお伝えしていますが、愛しい人とハグをすると

☆幸せホルモン「オキシトシン」や気持ちを穏やかにする「セロトニン」の分泌が高まる

☆交感神経の興奮を抑え、副交感神経が優位になる

ことが医学的に証明されています。

強いストレスを抱え自律神経のバランスを崩し、精神的にも肉体的にも様々な不調に悩んでいる方には治療という面からもとても効果が高いのです。

当院でも、パニック障害や自律神経失調症、更年期の不調でお悩みの患者さんには、「ハグすること・触れ合うこと」をお勧めしています。

しかし、患者さんの中には

・愛しいと思う人がいない・・・

・ご主人やパートナーを愛しいと思えない・・・

という方が意外に多く、逆にご主人やパートナーがストレスの原因だったりすることがあります。

でも安心してください。

そんな時はぬいぐるみやペットを抱きしめましょう。

ぬいぐるみやペットを愛しいと思っていれば同様の効果があるそうです。

7秒がいいのかどうかわかりませんが、今日から愛しい人とハグしてみてくださいね。

ちなみに「足三里」といツボに鍼を打つとその刺激は脳の視床下部というところに届き、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されます。

鍼灸でも十分に癒されますよ(^v^)

「頭にくる!!」って何がくるの?

突然ですが最近何か頭にきたことはありますか?

怒りの感情の表現のひとつとして「頭にくる」っていいますよね。

先日ある患者さんが「旦那がパチンコで5万円も使ってきたんです。もう頭にきて、来月の小遣いはなしにしてやります!!」という話をしてくれました。

それは頭にきますよね。

それで、その患者さんから「頭にくるって何がくるんですかね?」って聞かれました。

そんなこと考えたこともなかったですが、こんな風にお答えしました。

東洋医学では「怒り」の感情は「肝」という臓器の働きを悪くし、「気」や「血」の巡りが滞ると考えています。

そして、「気」や「血」は怒りなどで熱が加わると上に昇る性質があります。

怒っている時は「気」や「血」が上に上ったまま滞ってしまっている状態にあります。

同様の表現で「頭に血がのぼる」といったりしますので、何がくるのかといえば、「気」や「血」が頭に向かって上ってくるのではないかと思います。

たしかに頭にくることがあると、身体に力が入り、頭の方になにか上ってくるような感覚がありますね。

これは自律神経の交感神経が一気に緊張し、身体に力が入り、血管が収縮し、呼吸も早くなるためにおこる身体の自然な反応なのですよとお答えしました。

患者さんは「ふ~ん」と言ってそれからなんともいえない空気になりました・・・

ということで、頭にきた時はこのツボを押してみて下さい。

<太衝(たいしょう)>

場所は足の親指と人差し指の骨の合わせ目あたり。ストレスなどで滞っている身体の気血の流れを改善します。

ここを押してかなり痛いと感じる方は相当ストレスがたまっています。

足の甲に垂直に押してください。(1回5秒、3~5回 左右とも)

終わったあとは結構すっきりとしますよ。

何かと頭にくることも多いですが、うまく受け流して極力ストレスを溜めない術を見つけてくださいね。

そういえば、頭にくると同様の意味で「腹が立つ」っていいますね。

何が立つのでしょうね?

「終わりよければすべてよし」でポジティブ脳に変わる?

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

 

前回のブログで「ポジティブな語呂合わせ」についてお伝えしましたが、今日は「終わりよければすべてよし」についてお話します。

パニック障害やうつ病のつらい症状のひとつである「不安感」や「抑うつ感(気分の落ち込み)」は脳内の神経伝達物質の「セロトニン」の分泌が不足していることが大きな要因といわれています。

もともと人間にはこの「セロトニン」をはじめ感情をコントロールする働きの脳内神経伝達物質を自分自身の力で分泌する能力が備わっています。

従ってこの「セロトニン」が十分に分泌していれば、精神的に安定した状態が保てるということになります。

そして、このセロトニンは日常のちょっとした意識付けで分泌が高まる可能性があるのです。

 

普段患者さんとの会話で、「話される内容を逆にすればいいのになぁ・・・」と感じることが非常に多いです。

具体的は、良いことを先に話し、悪いことを後で話すという方が多いと感じています。

例えば 前回から今日までの心身の状態についてお聞きすると

「肩と首のこりは楽になったけど、相変わらず息苦しさはある」

という順番で話される方が多いです。

そんな場合は私は

「そうですか、まだ息苦しさはあるけど、肩と首のこりは楽になってきたんですね」

という順番でお返しするようにしています。

 

○肩こりは楽になったけど、まだ息苦しい

○まだ息苦しいけど、肩こりは楽になった

 

どうでしょうか?

悪いことが先にきて、いいことが終わりにくるほうが良い印象になりますよね。

 

そこでお奨めするのが「いい言葉で終わる」という話し方を意識すること。

 

普段の会話から、いい言葉で終るように意識していくことで、少しづつポジティブ思考になっていき、セロントニンの分泌も高まってきます。

そうすることで、不安感や抑うつ感も少しづつ薄れてくると思います。

 

これは本当に少し意識するだけで誰にでもできますし、気持ちがすごく変わってきます。

 

「終わりよければすべてよし」ということわざがありますが、本当にそうだと思います。

 

あなたも是非実践してみてください。

「ポジティブな語呂合わせ」をしてみませんか?

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

今日は「ポジティブな語呂あわせ」についてお伝えします。

パニック障害やうつ病、不安神経症といった精神的な疾患に対する治療のひとつに「認知行動療法」があります。

これは、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種で、精神科医や専門のカウンセラーが行っています。

認知とは、ものの受け取り方や考え方という意味で、この受け取り方や考え方を変えていく治療法です。

強い不安感やストレスを感じるとどうしても悲観的な考え方、マイナス思考になりがちで、認知に歪みが生じてきます。

その結果、抑うつ感や不安感が強まり、さらに認知の歪みが引き起こされるようになります。

認知療法では、極端に悲観的になりすぎず、現実的でしなやかな考え方をして、自分自身でこころのバランスを取ってストレスに上手に対応できる状態をつくっていきます。

認知行動療法とは少しずれますが、あなたも「数字の語呂あわせ」は普段何気なくやっていると思います。

例えば「49」という数字はどう読みますか?

「死苦」というとイヤや気持ちになります。

「4989」=「しくはっく」と読むともっとイヤな気持ちになります。

でも「49」=「良くなる」と読むと前向きな気持ちになりますよね。

私は

「4989」は「良くなる、ハグしよう!」

と読むようにしていますが、今は「49」はとても好きな番号になっています。

「42」も日本では敬遠される数字です。

ちなみに4月4日は「幸せの日」だそうですが

「42」=「4」は幸せで「幸せ2倍」と考えると気分が良くなります。

「8080」は「晴れ晴れ」

「9674」は「苦労なし」

「2525」は「ニコニコ」

「認知行動療法」というとひとりで行うには少し難しいイメージがあるかもしれませんが、「ポジティブな語呂合わせ」くらいなら簡単にできるようになります。

普段からポジティブなイメージや言葉を使うことで「セロトニン」の分泌が高まるといわれていますので、パニック障害の「予期不安」も軽減していく可能性が多いにあると思います。

あなたも「ポジティブな語呂合わせ」を始めてみませんか?

肝心要(かんじんかなめ)

「あなたらしい生き生きした毎日」を共に目指す治療院 ひかり堂院長の齋藤です。

突然ですが、あなたも「肝心要(かなめ)」という言葉を聞いたり、使ったりしますよね?

この言葉は「非常に大切なこと」という意味で使われており、本来は「肝腎要(かなめ)」と書くそうです。

要(かなめ)とは扇を綴じるために、骨の末端に近い部分にある小さい穴に入れる釘のことだそうです。扇は綴じてある「要」がダメになると壊れてしまうので「最も重要な部分」のことを指します。

そして、「肝」「心」・「腎」・・・? そうです、人間の臓器です。

東洋医学では様々な事物を5種類に分けて考える「五行論」という考え方があります。

臓器の「五臓」は「肝・心・脾・肺・腎」と呼ばれていますが、中でも「肝」と「腎」は特に重要な臓器と考えられていたのでしょう。(すべて重要ですが・・・)

この「五臓」は現在の西洋医学的な臓器とは若干異なる働きや役割があるとされています。

<東洋医学的な臓器の働きのひとつ>

肝⇒ 疏泄を主る(気の巡りを調節する) 蔵血を主る(血液を貯蔵し血量を調節する) 

心⇒ 神志を主る(精神・意識を安定させる) 血脈を主る(身体に血液を送る)

腎⇒ 水を主る(体液の循環や汗、尿など調節する)納気を主る(呼吸の吸気を強める)

そして、五行論における「感情の5種類」は、「五志(ごし)」と呼ばれ、それぞれ五臓に対応しています。

○肝 - 怒

○心 - 喜

○脾 - 思

○肺 - 憂・悲

○腎 - 恐・驚                                                                                                       

「怒り」の感情は特に「肝」に大きな影響を与え、「恐怖」の感情は「腎」の働きに影響を与えます。

「喜び」の感情も過度になると「心」に悪影響がでてしまうのです。

例えば マンガなどで、イライラしたり、腹の立つことが続くと顔を真っ赤にして頭から湯気や煙がでている場面がありますよね。

「怒り」や「イライラ」で「肝」がダメージを受けると「気」の巡りが滞り上半身に集まってしまい、全身に巡らない状態になります。

また過度な「恐怖」や「驚き」を感じるとおしっこを漏らすことがあります。

これも尿などの排泄をつかさどる「腎」がダメージを受けるので、失禁してしまうということです。

そして、これらの感情の波が大きくなりすぎてしまうと「五臓」それぞれがダメージを受け、「気・血・水」の流れが滞ったり、弱くなったりして心身に様々な不調が起こってきます。

東洋医学では「心身一如」という言葉があります。

心と身体はひとつであるという考え方。

心(感情)と身体は密接に関っているのですね。

”睡眠負債”という言葉をご存知ですか?

こんにちは、“心とからだのトータルケア” ひかり堂院長の齋藤です。

台風が去り、松阪は今日は朝から快晴です。

大分県など被害のあった地域の一日でも早い復旧をお祈り致します。

さて、今日は「睡眠負債」について。

最近 テレビ番組で特集されたりして「睡眠負債」という言葉をよく耳にするようになりました。

以前ブログで「不眠」について特集させて頂きましたが、今日はあらためて「睡眠負債」としてお伝えします。

睡眠負債とはアメリカのスタンフォード大学の研究者が提唱し、日々の睡眠不足がまるで借金のように積み重なり心身に悪影響を与え、生命にかかわる重大な病気のリスクを高めたり、生活の質を低下させることを示した言葉です。

日本人は世界的に睡眠時間が短く約40%の方は1日の睡眠時間が6時間以下、特に40代は男女ともにさらに割合が高く多くの方が睡眠負債を抱えているそうです。

長期間にわたり慢性的な睡眠不足や睡眠の質の低下が続き、睡眠負債が膨れていくと様々な不調や病気のリスクが高まっていきます。

<睡眠負債のリスク>

1.認知症

2.糖尿病、脳梗塞など生活習慣病

3.ガン

4.肥満

5.集中力の低下       など

<睡眠負債を解消する方法は?>

睡眠負債は慢性的な睡眠不足が蓄積されたものですから、簡単には解消できません。もちろん休日に「寝だめ」ができたとしても解消されません。

睡眠負債を解消するには「昼寝」と「睡眠の質」を高めることが重要です。

明日からできることを3つ紹介させて頂きます。

1.1日10~15分の昼寝(30分以内)

→前夜の睡眠に加算できるそうです

2.朝の太陽の光を浴びる(20秒程度でもOK)

→セロトニンが分泌し、メラトニン(睡眠ホルモン)が夜に分泌されやすくなります。

3.寝る2時間~90分前に入浴する

→ 就寝時に深部体温が下がりやすくなります。

先日もTBSのテレビ番組「金スマ」で睡眠負債の特集があり、あらためて「必要な睡眠時間と質の高い眠りを確保すること」は心と身体の健康、そして美容面にとってもすごく重要だということを痛感しました。

ブログの読んで頂いている方々の中にも睡眠負債を抱えておられる方がたくさんいらっしゃると思います。

皆さんの「睡眠負債」が少しでも早く返済できますように・・・

それでは、私は今からお昼寝させて頂きます。

おやすみなさい(笑)

ストレスに弱い人と強い人の違いは?

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日はストレスに弱い人と強い人の違いについて伝えします。

同じような事がおこってもそれをストレスと感じ抱え込んでしまう人とうまくやり過ごせる人がいます。

一般的にストレスを感じやすい人と感じにくい人の特徴は以下のようになります。

<ストレスを感じやすい人>

・几帳面でまじめ

・人にあわせようとして、自分の意見を我慢したり無理をしたりする

・神経がこまやかで、些細な事が気になる

・人からの評価(どう思われているか?)がすごく気になる

<ストレスを感じにくい人>

・自分の意見を言える

・人からの評価はあまり気にならない

・前向きな言葉が多い

・気持ちの切り替えが早い

特に普段から「前向きな言葉を多く使って気持ちの切り替えが早い」人はストレスを受けてもため込まず、うまく次への行動へ移れるタイプが多いと思います。

例えば仕事でミスをして上司から怒られた場合、

ストレスに弱い人は「何故あんなミスをしてしまったのか。自分はダメな人間だ。もうダメ社員のレッテルを貼られてしまった」などといつまでもそのことに執着してしまいます。

しかし、切り替えの早い人は「何故あんなミスをしてしまったのか。次からはあんなミスをしないようしっかり頑張ろう」といつの間にか前を向いています。

私も少しため込んでしまうタイプなので、正直羨ましいです。

こんな例え話があります。

砂漠を車で走っていたらエンジンが故障し止まってしまいました。

見渡す限り砂漠で、暑いし、人もいないし、携帯も通じない・・・

喉が渇いて、水を飲もうと持っていたペットボトルを見たら水が半分入っている。

「まだ水が半分も残っている、ラッキーだ」

「水がもう半分しかない、どうしよう」

同じ「ペットボトルに水が半分入っている」ということでも、どう感じるかで心のあり方が違ってきます。

やはりプラス思考というか、ポジティブ思考はピンチに強くなれますね。

前回いいストレスと悪いストレスがあるという話をしましたが、もしかしたらストレスの善し悪しは受ける私達が決めているのかもしれません。

そして、このポジティブ思考は訓練でできるようになれます。

日本代表クラスのスポーツ選手はほとんど“メンタルトレーニング”を実践し極限の場面でもしっかりと力を発揮できるようになってきました。

成功イメージは潜在意識に働きかけ、自律神経のバランスにもいい影響を与えるそうです。

少し例えがずれているかもしれませんが、治療院の場合でも同じような症状なのにすぐに改善していく方となかなか改善しない方がいらっしゃいます。

これは私の主観ですが、すぐに改善していく方は良くなったことにフォーカスされる方が圧倒的に多いと感じています。

「まだ頭痛は時々おこるけど、めまいは全くしなくなった」という表現をされます。

これも潜在意識に働きかけているのではないかと思います。

やっぱり人生はポジティブの方が絶対いいですよね。

今日から無理矢理にでも”いい言葉”を使っていきませんか?

ストレスって何?

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

今日はストレスについてお伝えします。

ストレスとは専門的には「不快な刺激によって生じる反応」のことで、不快な刺激の事を「ストレッサー」と呼んでいます。

しかし、一般的には不快な刺激そのものを「ストレス」と理解されていますよね。それでいいと思います。

明日は月曜日、また明日から仕事かぁ・・・

明日は月曜日、また○○さんに会える(^◇^)

明日から新しい部署にいく、大丈夫かな?

今日は気温35℃、暑いなぁ

昨日は3時間しか眠れなかった、疲れがとれない・・・

また部長にイヤミをいわれた、腹がたつ!

イヤな事、不安なこと、腹の立つこと、嬉しいこと、楽しいこと・・・生活していると毎日色々なことがあって、様々な感情や身体の反応がおこってきますよね。

日常の中で心やからだに感じる刺激すべてがストレスとなります。

東洋医学でも「七情」といって「怒・喜・思・悲・憂・恐・驚」という七つの感情があり、これらの感情がストレスになると考えています。

強くて不快なストレスが長く続いたり、小さいストレスでもたくさん受け続けていると自律神経のバランスが乱れ心身に不調が起こってきます。

しかし、ストレスを感じることはすべて悪いことではなく、適度なストレスを感じることは心やからだの健康にとって非常に重要なものでもあるのです

例えば筋トレは筋肉に負荷をかける、すなわちストレスをかけることで一旦筋肉を傷つけ、その後修復する機能によって以前よりも強く太い筋肉になっていきます。

また、筋トレで苦しい思いを乗り越え、目標の重さや回数をクリアすることで得られる達成感が逆にやりがいや次の目標達成への活力となっていきます。

ですからストレスがすべて悪いわけではないのです。

ストレスには心やからだにとって良いストレスと悪いストレスがあるということです。

・パソコンの起動がおそい

・渋滞している

・Lineの返信がない

・主人が廊下で靴下を脱ぎすてる

これらはあなたにとって良いストレスでしょうか?、悪いストレスでしょうか?

オキシトシンの分泌を高める2つの方法

松阪市の「自律神経」と「女性ホルモン」のバランスを整える鍼灸院・整体院

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

以前のブログでオキシトシンを増やすにはスキンシップが最も効果的であるとお伝えしました。

しかも愛しい男性とのスキンシップが最も効果的だそうです。

ただ、更年期の時期の夫婦やカップルの関係は非常に微妙ですよね。

愛しい男性と触れ合うことが最もオキシトシンの分泌が高まるといわれていますが、実は更年期世代の夫婦やカップルの半数はセックスレスといわれています。

このような場合なかなかスキンシップははかれないですよね・・・

それではどのようにオキシトシンの分泌を高めればいいのでしょうか?

オキシトシンは「心から愛しい気持ち」や「守ってあげたい」、「嬉しい」といった感情が芽生えると分泌しやすくなります。

その方法は2つあります。

1.ペットと触れ合う・やわらかいぬいぐるみを抱きしめる

わんちゃんやネコちゃんなどペットを愛しいと思う気持ちはすごく大切で、愛しいペットと触れ合うことでオキシトシンの分泌は高まります。

ペットがいない場合はやわらかいぬいぐるみを抱きしめることでも肌に刺激を感じオキシトシンの分泌は高まるそうです。

2.恋愛をする(ワクワク・ドキオキを感じる)

これは倫理に反するような恋愛をするという意味ではありません。

俳優さんでもスポーツ選手でも「素敵な人」と思える男性と頭の中で恋をしてみましょう。

心の中でドキドキしたりワクワクしたりするような感情が湧きあがってくるとオキシトシンはもの凄く分泌が高まるのです。

10年ほど前、ゆらぎ世代の多くの女性が韓流ドラマに夢中になり、ドラマを見るたびにドキドキして、すっかり“うつ”から抜け出したという事例が実際にあるのです。

女性にとって更年期の時期は新たなステージに上がる時期といえます。

いくつになっても“ときめくこと”は重要なのです。

あなたの心がワクワクときめくような何かに出会えますように・・・

そして今日はご主人やパートナーと手をつないでお休みされてみてはいかがですか?

腸内環境を整える3つの方法

こんにちは、松阪市の「自律神経と女性ホルモンのバランスを整える鍼灸院」

“心とからだのトータルケア”ひかり堂院長の齋藤です。

前回は「幸せは腸からやってくるかも・・・」とお伝えしましたが、腸内環境を整えると本当にいいことがたくさんあります。

1.下痢や便秘の改善

2.美肌・アンチエイジング効果

3.免疫力を高める

4.精神的な安定・安らぎ・前向きな気持ち・睡眠の質の向上

5.アレルギー症状の改善

6.基礎代謝のアップによるダイエット効果

腸内環境を整えると腸の働きを活性化し、脳内のセロトニンの分泌を高め、自律神経を整え、免疫力や代謝機能も高まるため、心も身体も健康になれるということです。

そして結果的に美肌やダイエット効果もあるのですから、美と健康を同時に手に入れられる、まさに夢のような健康法ではないでしょうか?

では、どうしたら腸内環境を整えることができるのでしょうか?

それはずばり常に“善玉菌”が優位な状態を維持すること!

通常健康な状態の人間の腸には約100種類・100兆個の腸内細菌があるといわれており、

悪玉菌(大腸菌やピロリ菌など)が約10%

善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)が約20%

日和見菌(ひよりみきん)が約70%

となっています。

この状態では悪玉菌よりも善玉菌の割合が多く、日和見菌が善玉菌を助ける働きをして腸はいい状態で活動します。

ところが、腸内環境が悪くなり、悪玉菌が優位となると、今度は日和見菌が悪玉菌と一緒に悪さを始めるのだそうです。

日和見菌はいつも優勢な方の味方になるんです、どこかの政治家みたいに・・・

では、常に善玉菌を優位にするにはどうすればいいのでしょうか?

基本的には規則正しい生活習慣を送り、食事・運動・睡眠の質を高めることが重要ですが、まずは食事を意識して以下の3つを実践してみてください。

1.乳酸菌が豊富な食品を摂取する

ヨーグルトやチーズ、味噌、納豆、キムチなどの発酵食品は乳酸菌が多く含まれています。

2.オリゴ糖をとる

オリゴ糖には腸内の乳酸菌を活性化させる働きがあるそうです。

バナナやはちみつや大豆製品はオリゴ糖を多く含んでいます。

3.食物繊維をとる

毎日きちんとしたお通じがあることで、悪玉菌を体外へ排出します。

あまり難しいことは考えずバランスの良い食事を心掛け、少しだけ乳酸菌やオリゴ糖のことを意識するだけで十分だと思います。

今日は断言します、幸せは腸からやってきます!

不眠を改善するために習慣にすべきこと その②

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

今日は不眠を改善するために習慣にすべきことの②をお伝えします。

今日は身体が副交感神経優位になるための行動です。

副交感神経優位になるということは、心と身体をリラックスさせ眠る準備を整えていくことです。

夜になっても交感神経が高ぶり、副交感神経へ切り替わっていないことが不眠の大きな原因のひとつですから、心と身体がリラックスするようにしていく必要があります。

そのためにすることを挙げていくと何十個とありますので、きりがありません。

毎日継続して習慣にして頂きたいので、あえて3つに絞ります。

1.就寝の3時間前からは食事・間食はしない

寝付きを良くするためには胃の中の食べ物を消化しておく必要があります。

人間は身体の中の体温“深部体温”が下ることで眠りにつきやすくなります。

胃の中に食べ物が残っていると胃の周辺に血液が集まり、思ったように体温が下がらないため眠気がおこりにくいのです。

食べ物によりますが、3時間前までに食事を済ませておくとほとんど消化は終わっているそうです。

2・就寝の2時間前には入浴を済ませる

入浴直後は深部体温が上昇し、その後徐々に低下していきます。

就寝の2時間ほど前に入浴を済ませておくと深部体温が下った状態でベッドに入ることができるのです。

そして、重要なのは38℃~40℃くらいのお湯に20~30分ほどゆったりと浸かること。半身浴でもOKです。

ぬるめのお湯はリラックス効果を高め、副交感神経の活動を促進してくれます。

(熱いお湯は交感神経を必要以上に刺激しますので、逆効果となります。)

また、入浴後に軽めのストレッチを行うのもお勧めです。

ストレッチをすることで一旦深部体温が上がり、その反動で深部体温を下げる働きが高まるので、深部体温が下がりやすくする効果があります。

3.就寝1時間前からはスマホ、パソコンはしない

スマホやパソコンのいわゆる“ブルーライト”は交感神経を刺激しますので、睡眠の妨げとなります。

ベッドの中でもスマホをする方がいらっしゃるようですが、これは心地よい入眠にはすごく悪影響となります。

できれば、部屋の照明も少し暗くし、「癒し系の音楽」を流すのもいいと思います。

眠る1時間前に照明を暗めにして、癒し系の音楽を流すことを習慣というか儀式のようにすると、脳は「そろそろ寝る時間だ」と理解して、身体に眠るための指示を出してくれるようになります。

前回の「トリプトファン→セロトニン→メラトニン」の流れも、今回の副交感神経へのスムースな切り替えも習慣化することで根本的に体質を変えていけると思います。

すぐに改善しなくても是非コツコツと継続してくださいね。

“継続は力なり”です。

21日間継続するとそれが習慣となるそうですよ。

まずは3週間頑張ってみませんか?

不眠を改善するために習慣にすべきこと その①

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

前回は不眠を改善するために絶対に必要な2つの条件をお伝えしました。

1.メラトニンをきちんと分泌する身体になること

2.夜は副交感神経が優位になること

今日はそのために習慣にしてほしいこと その①として

メラトニンをきちんと分泌するための行動についてお伝えします。

メラトニンを多く分泌するために習慣にしてほしいことが2つあります。

1.「トリプトファン」を意識して摂取すること

前回メラトニンをきちんと分泌するためにはセロトニンの分泌が重要であるとお伝えしました。

そのセロトニンの生成の材料となるのが「トリプトファン」という物質です。

トリプトファンとは、人体に必要不可欠で体内では生成することができない必須アミノ酸の一種です。

このトリプトファンを多く含む食品を意識して取り入れてください。

トリプトファンを多く含む主な食品は以下のとおりです。

豆乳、大豆、納豆、米、バナナ、パイナップル、アボガド、緑黄色野菜、赤身の魚、豚肉、チーズ、アーモンド等

当たり前のことですが、極端に偏らず、バランスの良い食事を心掛けてくださいね。

そして

トリプトファンを多く含む食品を摂取 → セロトニンが生成 → メラトニンが分泌 → 不眠の解消

という一連の流れを作ってほしいのです。

2.朝日を浴びながら軽い運動する

太陽光を浴びながらウォーキングなど軽い運動をすると交感神経が刺激され、セロトニンの分泌が活発になります。

そして、セロトニンが分泌されてから、およそ14時間~16時間後にメラトニンの分泌が始まります。

ウォーキングなど運動な苦手な方は、部屋のカーテンをあけ、朝日を取り込むことを意識するだけでも効果が期待できるそうです。

つまり、朝日を浴びることでセロトニンが分泌され、体内時計に予約が入り夜にメラトニンが自然に分泌されるようになります。

例えば朝6時半からウォーキングの習慣をつけると、夜の8時半くらいからメラトニンが分泌される身体になっていくのです。

いかがですか?

できそうですか?

せめて朝カーテンくらいはあけてくださいね(笑)

1日や2日実行したくらいでは何も変わらないと思いますが、1ヶ月、3ヶ月、半年と継続していくことで確実に身体に変化がおこってくると思います。

まずはセロトニンを増やして、メラトニンをきちんと分泌させましょう。

次回は「夜に副交感神経優位になるための行動」についてお伝えします。

不眠を解消するために絶対に必要な2つの条件

こんにちは ひかり堂の齋藤です。

前回は不眠の原因についてお伝えしました。

その中で病気や症状など身体的な要因による不眠は、その病気や症状を治すことで解消されていく不眠です。

今日は身体的な要因以外の不眠症を解消するための条件をお伝えします。

不眠症を根本的に改善するために絶対に必要なことが2つあります。

①睡眠ホルモン「メラトニン」がきちんと分泌されていること

睡眠には「メラトニン」という眠気を促すホルモンが大きく関係します。この「メラトニン」というホルモンがきちんと分泌するには、神経伝達物質の「セロトニン」が十分に分泌されていることがとても重要となります。

セロトニン」には「メラトニン」の生成を促す働きがあります。

つまり「メラトニン」は「セロトニン」を原料として作られるため、セロトニンが不足していると睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌が少なくなるため 不眠症になりやすいのです。

また、この「セロトニン」は心を穏やかに安定させる働きがあり、うつ病やパニック障害などの改善にも欠かせない物質として知られています。

②副交感神経優位の状態となること

人間は本来は朝から夕方までは交感神経が活発に働き、夕方以降は交感神経の働きが弱まり、副交感神経が働きはじめることで”眠るモード”に切り替わっていきます。

しかし、不眠症の方の多くは夜になっても自律神経のスイッチが切り替わらず、交感神経が緊張している状態となっており身体が眠る準備を始められないのです。

睡眠にとって、寝る2~3時間前には自律神経のスイッチが切り替わり副交感神経優位の状態になっていることがとても重要です。

不眠には安定剤や睡眠導入剤、睡眠薬など薬による治療が主流となっています。

不眠が長引けば精神的にも肉体的にもつらくなり、他の症状や病気を引き起こす可能性が高まりますので、まずは不眠自体の症状を抑えるという意味で、薬の服用は重要だと思います。

しかし、薬の服用が長期間に及ぶと依存性や副作用のリスクも高まってきます。

本来人間が持っている“眠る”という行為を薬に頼らず自分自身の力で取り戻していくことが大切だと考えています。

そのためには

・メラトニンの分泌を高めること

・眠る前には副交感神経優位の身体になること

が絶対必要なことなのです。

次回は具体的にどうすればいいのかについてお伝えします。

それでは おやすみなさい(-_-)zzz

不眠の5つの原因

こんにちは、ひかり堂の齋藤です。

今日は不眠の原因についてお伝えします。

不眠の原因は大きく5つに分類されています。

①身体的要因 

病気や症状などの要因。例えば喘息で咳込む、湿疹・じん麻疹などのかゆみ、ケガの痛みなどで眠れないケース。

②環境的要因 

旅行などで寝具が変わる、海外旅行等での時差ボケ、交代勤務などの昼夜逆転など環境や生活リズムが変化することで眠れないケース

③心理的要因

仕事や人間関係など心配事や不安から精神的なストレスがかかり眠れないケース

④精神的な病気の要因

不安神経症やうつ病、統合失調症などの精神疾患を患っている方は睡眠の質やリズムが悪くなる傾向があります。

⑤薬理的要因

薬やアルコール、カフェイン、ニコチンなど薬の副作用や食事・嗜好品の影響により眠れないケース

そしてこれらの要因がいくつか重なって不眠という症状があらわれる場合が多いのです。

例えば、私の経験ですが、仕事でストレスを抱えなかなか寝付けない、すぐに目が覚めるといったことが続くと、寝る直前までお酒を飲むことが多かったです。

しかしお酒を飲みすぎることで余計に目が冴えたり、トイレに起きる回数が増えたりして結局睡眠の質が悪くなっていました。

アルコールは適量だと血行が良くなり、リラックス効果もあるので眠りやすくなりますが、量が増えると全く逆効果になってしまいます。

結局睡眠不足や睡眠の質の悪さから、寝起きが悪く疲れがとれないまま仕事に行ってはまたストレスを抱えるという悪循環を繰り返してしまってました。

人生のおよそ3分の1を占める睡眠時間を良質で有効なものにしたいですね。

次回は良質な睡眠をとるための方法についてお伝えします。

4つの”不眠”

こんにちは ひかり堂の齋藤です。

昨日は“不眠”という症状でお悩みの患者さんが続けて来院されました。

あなたは最近「なかなか寝付けない」とか「夜中に何回も目が覚める」といった症状はありませんか?

今日は不眠についてお伝えします。

「旅行に行って枕が変わると眠れない」

「明日の仕事のことが気になって眠れない」

「明日は朝早いから早く寝ないといけない」

と考えると余計に眠れないといった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

一時的な環境の変化やストレスなどが原因で眠れない場合は

“一過性不眠”と呼び、1週間程度続くものを“短期不眠”と呼びます。

これらは、不眠となる原因がはっきりとしているため、その原因が解決すると
不眠は解消していきます。

しかし、不眠の状態が1ヶ月以上続く場合は“長期不眠”と呼ばれ専門的な
治療が必要となってきます。

そして、不眠症といっても大きくは4つに分類されています。

☆入眠障害
寝ようとしてもなかなか寝付けない。(寝付くまで30分以上かかる)
☆中途覚醒
眠りが浅く、何度も目を覚ましてしまう。一度目を覚ますとなかなか寝付けない
☆熟睡障害
十分睡眠をとったはずなのに熟睡した感覚がなく、起きてもすごく疲れを感じる
☆早朝覚醒
朝早くに目が覚めて、その後眠れない

そして、これらの症状がひとつだけあるタイプや複数重なってあるタイプの方など症状の現れ方も個人差があります。

ある調査では、日本人の5人に1人は睡眠になんらかの不調を感じているそうで、決して少数の方だけが悩んでいるわけではないのです。

なぜ、不眠という症状がおこってしまうのでしょうか?

次回は不眠の原因についてお伝えします。

”考え方のクセ”に気付くこと

こんにちは、ひかり堂院長の齋藤です。

突然ですが、人間には考え方のクセがあります。

例えば砂漠を車で走行中にエンジントラブルで車が止まってしまった。

ペットボトルには水が半分。

「良かった。まだ水が半分残っている。」

と思う人がいれば、

「水が半分しかない。もうダメだ。」

と悲観的に受け止めてしまう人もいます。

うつ傾向になると、否定的、悲観的な考え方になりがちです。

「自分は今必要以上にマイナス思考になっている」ということに気付くことで自分自身を客観的に見れるようになります。

例えばスーパーで買物中に、向かいの通路に知人がいたので会釈をしたが反応がなかった。

「無視された。私は嫌われているのかも?」と考え、不安感に襲われ心臓はドキドキしてきて、買物を止めてスーパーから逃げ出してしまった・・・

この場合はおそらくその知人はあなたに気が付かなかっただけなのに、もうマイナス思考が暴走していきます。

マイナス思考が暴走し始めたら、一度思考をとめて、深呼吸して、「なぜこんな考え方をしたのか?」と自分に問いかけてみてください。

「私に気付かなかっただけかもしれない」という別の考え方が浮かんできます。

日常の出来事で、自分自身の考え方を客観的に見つめてみる習慣をつけていくと当初の不安は意外にあっさりと解消してしまうことがあります。

大丈夫ですよ。

つんのめるくらい前向きでいきましょう。

ひかり堂は“ゆらぎ期”の女性の健康と笑顔のために東洋医学でサポートします。
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【三重県松阪市】はり きゅう 整体 ひかり堂
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ストレスと戦わない?

毎日本当に寒いですね。
春が待ち遠しいです。

今日はストレスと戦わないという話です。

先日 テレビで奄美大島(だったと思います)の旅館の特集を見ました。

奄美大島はご存じの通り、通過していく台風の数が非常に多い地域です。

その旅館も海沿いという立地から、台風対策はとても重要なのですが、
その対策をみてなるほどと感心してしまいました。

もちろん、雨戸を閉めて、スジカイを打って補強をする場所もありました。
しかし、海側の最も強風が吹き付ける渡り廊下の部分は、なんとガラス戸をすべて外して吹き抜けにしてしまうというものでした。

店主いわく、「風速数十メートルという風と戦っても勝ち目はない。
風には好きなように抜けていってもらう。」とのこと。

十年ほど前に雨戸を閉めてしっかりと補強したが、吹き飛ばされた経験から、もう戦わないことにしたそうです。

素晴らしい発想ですね。

我々の日常生活にも当てはまりますよね。

台風をストレスとします。
ある程度のストレスに抵抗することはからだには良いことです。

しかし、強烈なストレスに抵抗しすぎることは、自律神経に大変な
ダメージを負うことになります。

当院に来院される患者さんはものすごく真面目な方が多いです。

だから、ストレスも真正面から受け止めてしまうのです。

この旅館のように強烈な台風(ストレス)とは戦わず、やり過ごすことを
実践してみませんか?

人生が大きく変わるかもしれませんよ。
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朝のウォーキングのススメ

おはようございます。

ひかり堂は本日より2015年の営業を再開いたしました。

本年もひとりでも多くの患者さんが笑顔を取り戻せるように頑張ってまいります。

さて、今年は元旦から朝のウォーキングを再開しています。

昨年も11月中旬頃まで毎朝の日課にしておりましたが、気温の低下とともに中断してしまっていました。

やはり朝のウォーキングは気持ちいいですね。

実は朝の散歩には自律神経にとっても、たくさんのよい効果があります。

血行が良くなる、免疫力が高まる、脳が活性化される、体内時計が正常になり、生活リズムが規則正しくなる、前向きな気分になる・・・etc

この中の「前向きな気持ちになる」というのはセロトニンという脳内物質が分泌が活発になるからです。

このセロトニンは

・精神を安定させ、興奮や不快感を鎮め、「やる気」に必要な様々な脳内ホルモンの働きを助ける。

・姿勢を保つ抗重力筋などの筋肉を刺激する。

などの働きがあります。

冬になって日照時間が短くなると通常よりもセロトニンの分泌が減ることがわかっています。

すると、
・つかれやすくなる

・ネガティブな気持ちになる

・筋肉がたるみやすくなる

・満腹感がなく、甘い物を食べすぎたりする

などの状態になります。

また軽いうつ状態になる人もいるそうです。

セロトニンの分泌を促すのは「太陽光のもとで5分以上運動する」のが最も良いそうです。

つまり 自律神経を整えるには、朝のひかりを浴びながらウォーキングするということが最も効果的ということですね。

元旦に初日の出のひかりを浴びながらウォーキングをしていて、本当にすがすがしい気分になりました。

今年は雨以外は毎日の日課にしていこうと思っています。

そして 体重5Kg減!
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